こんにちは。シュンスケです。
FUJIFILMのミラーレス一眼、X-T30とX-T3を実際に2ヶ月ほど併用した感想を書きます。
この記事は感覚的なレビューなので、スペック比較は別途記事を参考にしていただければ。
ということで、X-T30とX-T3、それぞれのメリットとデメリット、どんな人におすすめかといったことをまとめていきます。
FUJIFILM X-T30について
X-T30は、小型で軽量でありながらX-T3と同等の性能を持ったカメラです。
X-T30のメリット1、小型軽量
X-T30を実際に使って実感したメリットは、その軽さで荷物にならないことです。
X-T30とX-T3との重量差は、小型な単焦点レンズ1本分です。
- X-T30 ボディ (383g) + XF16mmF2.8 (155g) = 538g
- X-T3 ボディのみ = 539g
この重量差は予想以上に大きです。特に旅行などで遠出をしたり、長い時間持つことになる場合は違いを実感しました。
X-T30はより気軽に、長時間使える印象です。
X-T30のメリット2、安価
X-T30は、価格が安いことも大きなメリットです。
X-T30は、X-T3と比べると約5万円も安価です。つまり、同じ予算で1本レンズを買い足すことができます。
XF16mmF2.8とか。
X-T30のデメリット、操作性
X-T30を使って感じたデメリットは、操作性です。
私が個人的にカメラのDパッド(十字キー)に慣れていたため、これが無いX-T30には戸惑いました。
例えばフィルムシミュレーションを変えるために、従来はDパッドの左を押せばOKでした。しかしX-T30では、タッチパッドをスワイプ、もしくはQボタンから変更となります。
とはいえ、これらは初期設定で、自分の好きなようにカスタマイズ可能。なので、慣れの問題も大きそう。
もう一つデメリットを挙げると、X-T30の全体的な造りがチープなことです。X-T3よりシャッター音がうるさく、樹脂が多めのボディには、あくまで比べるとですが、X-T30は安いカメラであるという印象を受けます。(実際に安いけど!)
X-T30は、こんな人におすすめ
私が個人的にX-T30をおすすめしたい人を挙げます。
- カメラ初心者の方
- 15万円以内の予算で、良いカメラとレンズを揃えたい人
- 旅行に気軽にカメラを持っていきたい人
- 防塵防滴や、ダブルスロットなどの性能は不要な人
- 他社ユーザーで、富士フイルムのカメラを試しに買ってみたい人
- 他のメインのカメラを持っていてX-T30をサブ機として使いたい人
X-T3について
X-T3は、持ちやすさと小型さのバランスが取れたボディに、妥協のない性能を詰め込んだカメラです。
X-T3のメリット1、使いやすい
X-T3のメリットは、とにかく使いやすいことです。
X-T3は、X-T30と比べてもグリップが大きく、持ちやすいです。さらに、ISO感度ダイヤル、Dパッド(十字キー)など、X-T30で省略された物理ボタンも豊富。操作をする上で全く不満がありません。
他にも、369万画素の見やすく大きいEVFで快適に使えたり、4K60Pが撮れたり、1/8000のシャッターユニットが載っていたりととても気持ちよく使えます。
X-T3のメリット2、強靭なボディ
X-T3は、ボディの作りがしっかりしています。フルマグネシウムボディなので、持った時にたわんだりしません。
また各所にシーリングが施されており、防塵防滴性能もあります。
どんな天候でも安心して使うことができます。(レンズも防塵防滴を選ぶ必要があるけど)
X-T3のデメリット、比較的大きく重い
X-T3の、X-T30に対するデメリットを挙げるとしたら、サイズくらいでしょうか。とはいえこのサイズは持ちやすく使いやすい、しかも小型である意味ベストバランスなのではないかと感じます。
もう一つのデメリットはやはり価格ですね。仕方ないですけど。
X-T3は、こんな人におすすめ
X-T3も、こんな人におすすめしたいな、というのを挙げていきます。
- カメラ中級者以上の方
- カメラとレンズの予算を20万円以上作れる人
- 撮影のための旅行をする人
- 天候問わず本格的な撮影をする、したい人
- SDカードはダブルスロットじゃないと不安な人
- 他社ユーザーで、富士フイルムをメイン機として使ってみたい人
- シャッター音や持つ喜びもカメラを選ぶ際に重要視する人
このレンズ、XF16-80mmF4がおすすめ
ちなみにですけど、X-T30/X-T3と一緒に使えば最強なのでは、と思うレンズXF16-80mmF4が9月に発売されます。
XF16-80mmF4は、換算24-120mmという画角、最大撮影倍率0.25倍と被写体を大きく写せて、440gと軽量です。
しかもなんと6.0段分という驚異のレンズ内手ぶれ補正付き。
それでいてX-T30/X-T3と合わせたい小型サイズ。
お気に入りの単焦点レンズと、このズームレンズさえあれば幸せになれそうです。
まとめ X-T3をメイン、X-T30をサブがベスト
ということでX-T3とX-T30、どっちにしよう…なんて悩んでる人に向けて書いてみました。
この2つで悩むということは、X-T3のHDMI内部記録が4:2:0(10bit)、といった事は気にしてないはずなのでその辺はバッサリ省きました。
当記事の内容を乱暴にまとめると…、
- X-T30は小さくて軽く、持ち運びが楽
- X-T3は、びっくりするくらい使いやすい
こんな感じです。
どっちがいい、とは言い切れないですけど、何か選ぶ参考になれば幸いです。
X-T3をメインで、X-T30がサブがベストだとは思います。
余談
私は過去に、X-T1(X-T3の旧機種)が欲しかったけどX-T10(X-T30の旧機種)を買いました。なので、ずっとX-T1にすればよかったなんて、頭の隅で思いながら過ごしました。
そのあとX-T2を買って大満足したのですが…今思うとX-T10も良いカメラでした。
こんなカメラブログを書いてなかったら、きっとX-T10を今でも大満足で使い続けていたと思います。
というのも、写真として残ったものを見返すと、X-T2もX-T10も画質は大差ありません。むしろX-T10の方が、小型でチープなカメラなので、家族とより身近な、自然な表情の写真が残っていたりしますから。
より高い、より良いカメラを選べば良い写真が残せるかというと、そうでもないのが難しいところですね。
好きなものを買えば間違いなさそうです。それか全部買うか…。(なんの解決にもならないアドバイス)
コメント
コメント一覧 (1件)
シュンスケさん、はじめまして!
いつも楽しく拝見させていただいております。
私の富士フィルムデビュー(ミラーレスデビュー)は記事の中に出てきたx-t10でした。
xf35f2とセットで買いました。
その後も富士フィルムのカメラやレンズは何度も買い替えて来ましたが、私もふと過去の写真を見返すとx-t10で撮った写真に目が行きます。
あの頃はフィルムシミュレーションをあれこれ変えながら色んなものを純粋に楽しく撮っていたなぁ…となかなか感慨深いです。
写真で生計を立てているわけでもないのに最近は知識がついてしまった故に、小難しいことを考えながら写真を撮ってたんだなぁとも。
シュンスケさんからしたら余談かもしれませんが、写真の本来の楽しみ方や趣味との付き合い方を思い出させて貰えるような素敵な余談でした。
ありがとうございます。
これからも更新楽しみにしております!