こんにちは。シュンスケ(@shunsuke333)です。
XF35mmF1.4と、XF35mmF2。富士フイルム、Xマウントには2種類の換算50mm単焦点レンズがあり、どちらを選ぶべきかとても迷いますよね。
私も悩んで、結局どちらも買って使ってみました。使用感などを書いてみます。
XF35mmF2 R WR
まずはXF35mmF2 R WRです。Rは絞り環あり、WRは防塵防滴の意味。
換算約50mm。小型で防塵防滴。高速で静かなAFを備えた、とても使い勝手の良いレンズです。
別売りの専用フードです。
フードを装着した状態はこちら。
X-Pro2に装着。
正面から。
上から。
X-T2に装着するとこんな感じです。
X-Pro2と組み合わせた使用感
非常に高速なAFで、動き回る子供にもスパスパと合います。AFの精度も良いため、撮った後よく見るとピントがずれてるなんてことが起きにくいのも嬉しいです。
金属製でたいへん作りが良く、見た目よりもずっしり感があります。とは言っても170gと非常に軽量です。ピントリングや絞り環のトルクが他のフジノンXFレンズよりも固めかつとても滑らかで、誤作動が少なく、心地よく使えます。
防塵防滴なので、気兼ねなく外に持ち出せます。
画質
子供を撮るのに向いたAF速度です。
色が濃く出るレンズだという印象です。それでいてスッキリした描写。
35cmまで寄れるので、テーブルフォトにも使えます。
開放でもよく解像します。
前ボケもいい感じに。
防塵防滴なので、外に持ち出すのを躊躇しないレンズです。
スナップにも使いやすいです。
シャープでかっこいい写り。
ブツ撮りに使っても高精細でバッチリです。
この写真は全体の1/4くらいクロップしましたが、それでも全然綺麗。
XF35mmF2は、圧倒的にかっこいいレンズ
XF35mmF2はX-Pro2と組み合わせると最高にかっこいいんです。ここ、一番大事なポイント。
別売りのフードもカッコいい。
XF35mmF1.4 R
続いてXF35mmF1.4 R。
F1.4の大口径単焦点レンズです。フジノンXFレンズの中でも一番はじめに出た、人気のレンズです。
付属のフードは角型で金属製です。
フードを装着。
X-Pro2に装着。
正面。
上から。
X-T2に装着してみました。
X-Pro2と組み合わせた使用感
AF速度は遅く、ノイジーな動作音がします。静物に対しては問題ないスピードですが、動体はAF-Cで連写すればなんとか撮れないこともないかな…という感じ。AFの精度が、個人的には物足りません。開放F1.4の浅い被写界深度なこともあり、よく見るとピントが合ってない写真を量産してしまいます。
金属製で造りもいいですが、防塵防滴のXF35mmF2と比べると少し弱い印象です。大口径のレンズながら、187gと軽量です。絞りリングが軽めで、触れると簡単に回ってしまうのがマイナスポイント。逆にフォーカスリングは固すぎるかも。
最短撮影距離が28cmと意外と寄れるので、小物や料理の撮影にも適しています。
追記: X-T3と組み合わせると、AFが遅くない
誰ですか?XF35mmF1.4のAFが遅いなんて言った人!
2018年9月発売のX-T3と組み合わせればAF爆速ですよ!
画質
人物に向いた柔らかく、少し渋い感じの描写。
開放は柔らかく、ふんわり感がある描写。
フィルムシミュレーション、ACROSでも良い感じに。
なにげなく撮った写真が良い感じになりがちです。
最短撮影距離は28cm。最大撮影倍率も0.17倍。しっかり寄れます。
暗くても頼もしい、F1.4の開放値。
お外で絞って撮るとよく解像してくれます。
柔らかい描写は、女性ポートレートにもピッタリ。
日が落ちても、F1.4の開放値は頼もしいです。
ブツ撮りに使うと、立体的な描写をしてくれるレンズです。
X-T3と組み合わせると化ける
XF35mmF1.4を、2018年9月発売のX-T3と組み合わせたら、AFも爆速になってしまいます。
繊細で柔らかな描写に加え、AFも爆速。
もう無敵では?
まとめ 別々の個性を持ったレンズ
高速AFでスナップ特化のXF35mmF2と、画質優先なXF35mmF1.4。
実際に両方買って試しても、結論はどちらも所有したい、でした。
2つとも良い印象しかないレンズで、でも性格の違いがあり使い分ける面白みを感じます。
私の主な用途、3歳の「動き回る子供のスナップ」にはXF35mmF2が最適だと感じます。防塵防滴で安心な上に、静かで高速なAFはとても頼もしいです。
ただし同じ3歳児でも、寝てるならばXF35mmF1.4が画質面で良いかもしれません。
あなたがどちらのレンズを買うかお悩みなら、私のおすすめはXF35mmF2です。
理由は最新の設計で、防塵防滴でAFも速くしかも正確で、とても使い勝手が良いからです。さらに価格もXF35mmF1.4より安価です。
画質もXF35mmF1.4と比べても単純に優劣を付けれる訳ではありません。XF35mmF2はシャープでコントラストが高い、カッコイイ描写をしてくれます。
一方のXF35mm F1.4は比較的AFが遅くノイジーです、防塵防滴でもありません。そして価格はXF35mmF2よりも高価です。
でも、繊細で柔らかく、独特の良い雰囲気と立体感が撮れるレンズです。非常に魅力的な描写です。
F1.4という大口径と、このレンズにしかない個性に価値を感じるなら、こちら一択です。
次の記事は、富士フイルムの最新ミラーレス一眼、X-T3について
2018年9月発売の最新モデル、FUJIFILM X-T3の購入レビューです。
X-T3はAFが超速くなり、XF35mmF1.4と組み合わせても子供の動きに追従できてしまうほどです。
私の中にあった、これまでの富士フイルムのイメージ「画質は良いけど、AFが遅い」が完全に覆りました。
今の富士フイルムは、「画質も良いし、AFも速い。しかも安価で小型。最強。」です。
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