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FUJIFILM X-H1とX-T2の実機比較。外観、操作感編。

こんにちは。シュンスケです。

先日X-H1のファーストインプレッションでも触れましたが、今回はX-H1とX-T2について、より細かく外観操作感を比較しました。

目次

外観、ひとまわり大きいX-H1

X-H1X-T2
サイズ(WxHxD)139.8 x 97.3 x 85.5mm132.5 x 91.8 x 49.2mm
重量(撮影時)673g507g

X-H1とX-T2の外観の比較です。

X-H1(写真左)はX-T2(写真右)と並べると、ひとまわり大きいカメラだということがわかります。

X-H1の大きなグリップ

特にグリップが大きくなりました。

上から見ると、X-H1はグリップと、アイカップもかなり大きく出っ張っています。

X-H1は小指が余らない

X-H1です。手に持ってみました。

深いグリップのおかげでしっかり持てます。

X-T2は小指が余る

X-T2です。

かなりコンパクトで摘むように持ちます。

これはこれでとても持ちやすいと感じます。特に小さいレンズとの組み合わせは、X-H1よりも好みです。

X-H1には肩液晶がある

X-H1ではX-T2にあった露出補正ダイヤルが省略され、いわゆる肩液晶が採用されました。

E-inkとよばれる液晶で、電源をオフにしても表示が消えません。

電源オフ時にはバッテリーとSDカードの状態が表示されます。

これのおかげで、いざ撮ろうとしたときに「しまったーSDカード入ってない!」「バッテリーがない!」なんていう失敗を防げますね!笑

電源オン時は、カメラの設定が一覧表示です。右下には、フィルムシミュレーションの表示もあります。

※レンズついてないからF0表示になってる。

暗がりでも見えるバックライト表示もあります。素敵やん!

マウント部が強化されている

X-H1とX-T2を細かく見ていくと、様々な点がブラッシュアップされていることがわかります。

写真はマウント部。レンズの付け外し時にはっきりと差を感じるほど、X-H1(写真左)のマウント部は強靭な印象です。レンズがガッチリハマります。

今後出るという動画用のシネレンズや、XF200mm F2といった大型のレンズに対応するための仕様とのことですが、従来のレンズでもその恩恵は確かに感じます。丈夫に越したことは無いですよね。

X-H1は、XF56mm装着時にお辞儀しない

X-H1(写真左)だと比較的大きめの単焦点レンズ、XF56mmでもお辞儀しません。

X-T2(写真右)にはXF35mmF1.4を装着。こちらも非常にバランスが良いです。

ちなみにお辞儀とは、レンズが重くてカメラが傾くことです。

X-H1は、大型の単焦点やズームレンズで使いたくなるカメラです。

X-H1とX-T2の操作性は、似てるけど違う部分も

X-H1とX-T2。基本的には操作性も似てますが、違う部分もあります。

X-H1の露出補正

X-H1の露出補正のやり方は、シャッター横の露出補正ボタンを押しながら、背面ダイヤルを回すという手順が必要になります。

設定で背面ダイヤルだけにすることも可能ですが、露出補正は専用のアナログダイヤルがあるはX-T2の方が直感的ですね。

X-H1には3D水準器がある

X-H1ではタッチパネルの下方向スワイプで、3D水準器が使えます。(初期設定。他のファンクションキーにも割り当て可能)

従来のフジXマウント機では備えてなかった、水平と垂直がわかる電子水準器。待ち望んでいた人も多いのでは。

アナログダイヤルの小変更

X-H1(左)のダイヤルは、一見X-T2(右)のものと同じに見えますがよく見ると円錐のように下が広くなっていて回しやすい形状になっています。

X-T2は真っ直ぐな円柱状です。

また前後ダイヤルを含め、全体的にアクションに対するフィードバックが大きくなり、回したことが指の感覚でわかりやすくなりました。

各種ボタンはX-H1の方が大きく押しやすい

X-H1(左)はX-T2(右)と比べるとボタン類が一回り大きく、押しやすくなっている印象です。

特に凝っているのはAE-Lボタン。親指でAF-ONボタンからスライドして押しやすくするために、あえて少し突起を設けてあるそうです。

ほかにもX-H1はボディ右下角がカットしてあって手に馴染むような形にしてあるなど、全体的に丁寧な造りだと感じました。

X-H1の十字キーはストロークが浅い

X-H1の十字キーはX-T2と比べるとすこし浅めになっています。

これはグリップを深く握っても誤って押すことが無いように配慮されているのだと思います。

X-H1は3軸チルト液晶が起こしやすくなった

X-H1、X-T2共に採用されている3軸チルト液晶。これは縦構図でも、バリアングル液晶のように光軸からズレることなく、ローアングル・ハイアングルの撮影を可能にする画期的な構造です。

この3軸チルト液晶も、X-H1ではボタン式となり、しかもかなり軽い力で起こせるようになり使いやすくなりました。(GFX 50Sと同じ仕様とのことです)

X-T2はボタンではなく、スライドしつつ強めの力で起こす必要があります。

X-H1はチルト液晶使用時に、EVFに切り替わらなくなった

X-H1ではチルト液晶を(ある程度)起こした時にはアイセンサーが反応しなくなりました。

これは撮影時にウエストレベルで自分に近づけるなどした時にアイセンサーが反応して液晶が消える、なんてことが無いのでありがたいんです。

X-T2にはこの機能がありません。

X-H1のフェザータッチシャッターはとても静かでイイ感触

X-H1ではクリック感が無く、シャッターショックも小さいフェザータッチシャッターが採用されています。かなり軽い力でシャッターが切れます。

X-T2と比べるとサウンドが小さく少々物足りない感がある好みが分かれる部分かもしれません。(個人的にはX-H1のシャッター音は好みです。)

X-H1のファインダーは本当に綺麗

X-H1X-T2
EVF画素369万画素236万画素
リフレッシュレート(最大)100FPS100FPS
倍率0.75倍0.77倍
アイセンサー遅延0.15秒0.4秒

X-H1で強化されたポイントで、目玉のひとつがファインダーです。369万画素、100FPS(ブーストモード使用時)。ファインダー倍率はサイズは0.75倍です。

アイセンサーでの切り替えも0.15秒まで短縮されており、ファインダーを覗くとすぐに切り替わるという感じです。X-T2だと0.4秒かかり一呼吸必要です。

ファインダーに関しては、X-H1は圧倒的に優秀です。

オートフォーカス性能は?

ISO 5000, 1/250, F2.8, 16mm

X-T2を1年以上使った私が、X-H1に変えて数日使った感想としては、オートフォーカスが早くなったというより「遅くなりにくい」「失敗しにくい」と感じました。より信頼できるAFになっている印象です。

X-H1は低照度(-0.5EV)でも位相差AFが使えるようになったので、かなりの暗がりでもオートフォーカスが遅くなりません。

AF-Cもよく食いつくため、子供をいい感じでバシッと捉えてくれる写真が増えました。かなり快適です。

なお、X-T2にも同様の性能になるファームウェアアップデートが施されています。さすが富士フイルム。

まとめ

ということで、X-H1とX-T2の外観、操作感を比べてみました。

今回のまとめは

  • X-H1はサイズより高性能さに比重を置いたカメラ。大きいレンズに合う。
  • X-T2はコンパクトで高性能なバランスの良いカメラ。小型のレンズに合う。
  • X-H1を実際に使ってみると、細かいところまでよく出来ていて最高にイイ。

という感じです。

X-H1が全ての面で優れているかというと、X-T2にはコンパクト高性能という強みがあるので全くそんなことはありません。それでも新しい分、X-H1の方が細かい部分でよく練り上げらているなという印象でした。

次回はX-H1の手振れ補正、高感度撮影、エテルナについてを書きます。よろしくどうぞ。

 

続きの画質編はこちら

画質を比較してみました。それとエテルナの色味も。もしよかったら参考にしてください!

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