こんにちは。シュンスケ(@shunsuke333)です。
2016年9月8日、発売日に購入した富士フイルムのX-T2をレビューします。
フラッグシップを謳うだけあって、とても完成度の高いミラーレスに仕上がっています。
開封から
あまりに嬉しいので梱包箱からです。
X-T2。ヤッター。
Xって書いてあります。
ご対面です!
付属品はこんな感じで収まってました。
袋から出してみます…。
外観
前から。
ダイヤルがX-T1に比べて背が高くなり、回しやすくなりました。
後ろから。
防塵防滴のX-T2ですが、ボタンの感触もしっかり押し込めてクリック感もあります。
右下にはMADE IN JAPANの文字。
グリップは小型ながら、手に持つと適度なひっかかりがあり持ちやすいと感じます。
デュアルSDカードスロット。
どちらともUHS-IIに対応です。
端子はレリーズ、USB、マイク入力と並びます。
USB充電が可能。モバイルバッテリーとMicro USBケーブルが使えます。
光軸上に三脚穴、EVF、液晶表示が並びます。
使いやすさが極まっていますね。
X-T2は、質感がとても良いカメラです。
剛性の高いフル・マグネシウムボディ。軍幹部はザラザラ感が高めです。
グリップ部のレザーのシボのような部分は、滑りにくいしっかり持てる素材です。
上面。正直、かっこいいです。
左から、ISOダイヤル、ホットシュー、シャッターダイヤル、露出補正ダイヤル。レンズには絞り環があります。
富士フイルムのフラッグシップ機は、すべての露出をアナログダイヤルで操作することができます。
なお軍幹部のダイヤルの、ロックする方法がX-T1から変わりました。X-T1では、ボタンを押しながら回すタイプでしたが、X-T2は、押すとロック、もう一度押すとロック解除と切り替わります。
ISOダイヤルの下にはドライブモード選択レバーが。動画モードに入るのもここで変更します。
また、シャッター速度の下には測光モード選択レバーがあります。
使用感
富士フイルムX-T10から乗り換えた印象を書いていきます。
操作感全般
X-T10とX-T2はとても似ています。
第一印象こそずしっとした「重さ」を感じましたが、しばらく使って慣れたら全くと言っていいほど違和感がなく使えています。
X-T10の使いやすさに加え、すべての露出がアナログダイヤルで行えるなど、痒い所に手が届く操作感です。
AF性能
大きく変化を感じたのはオートフォーカスの性能です。
これまでとてもゆっくりだったXF35mm F1.4を使っても、かなり高速にAFが合います。
暗所で迷うと遅くなってしまいますし、動体はこのレンズでは少々厳しい印象ですが、静物相手なら全くストレスを感じません。
画質の印象
1600万画素のX-T10と、2400万画素のX-T2では大きな差を感じます。とても高精細になった印象です。
最低感度で光量もしっかりした場面だと、2400万画素クラスのフルサイズ機(過去にSONY RX1を使っていました)と比較しても大きな差は無いほどだと感じました。とても良好です。
動画性能
4K30Pの動画はかなりのクオリティです。
ただ、ボディ内手ぶれ補正は無いので、単焦点を付けて手持ちで撮影するとガクガクと揺れる動画になります。
本格的に撮影をするなら、ジンバルと呼ばれる手ブレを抑える機材を入手するなどする必要があります。
作例
息子がトミカで遊んでいるところを、XF60mmF2.4で狙いました。このレンズはこれまでAFが遅いという評判でしたが、X-T2との組み合わせだと、普通に使えてしまいます。
ものすごく高精細に撮影できるレンズなので、息子の腕の産毛なんかもよく見えます。
冬の熊本県、阿蘇。氷点下の環境でもX-T2なら安心して使えます。
フィルムシミュレーションアクロスを使用しました。
港にて。XF50-140mmF2.8でカモメを撮影。しっかり捉えてくれました。
ブルーインパルスもバッチリです。
なんといっても、富士フイルムのカメラは人肌が素晴らしいです。
XF35mmF1.4の絞り開放です。
こちらはXF35mmF2の絞り開放。
いつもどんな時でも、富士フイルムのカメラがあれば大切な息子をいい感で撮ることができます。
本当に最高。買ってよかったです。
まとめ 完成度の高いミラーレス一眼
手に持った時点で、良いものだとわかるほどの高い質感。
使い込んでどんどん馴染むよく練られた使い勝手の良いボディ。
X-T2は「発売日に新品購入してよかった」としみじみ思える、とても完成度の高いミラーレス一眼でした。
心からおすすめできます。
コメント
コメント一覧 (6件)
X-T2のご購入、おめでとうございます!
X-T2に関しては、写真家・藤里一郎さんが「ミラーレスモンスター」と称し、写真家・塙真一さんが「もうこのカメラだけあればいいか~という気になってくる」と言うほどです。その進化は、カメラ素人の僕が見ても大きすぎます…。
また、「生産が追いついていない」ニュースを見たときには、驚いてしまいました!「カメラはNikonやCanonを買えば間違いない」と言われてきましたが、これからは「X-T2を買えば間違いない」と言えるのかもしれません。
【私事ですが】
Twitterアカウントを新しくしました。それに伴いまして、新しいアカウントでShunsuke.さんをフォローさせていただきます!これまでのアカウントは「写真・カメラ専用」として残しておくつもりですので、新たにフォローしていただかなくても問題ありません。念のためご報告いたしました!
ありがとうございます!
本当に大きく進化しましたよね…!
この進化スピードを体験すると、もう1世代後継機が出るであろう2020年の東京オリンピックで、本気で富士フイルムのカメラが使われる場面を見られるんじゃないかと想像してしまいます。
そういった意味でも非常に面白みを感じます。
写真以外を題材にしたブログを始められたんですね。ツイッターフォローさせていただきました!
ヨドバシカメラで X-Pro2とX-T2をじっくりと見てきました。
私も大スキなザラザラ感ですが、X-Pro2はツルツルなんですよね。
X-T2のザラザラ感は良かったです。
作りこみ感も、本気度100ですね。
X-Pro2よりも 練に練られて仕上がったよう思います。
ただ私は
X-T2の ペンタプリズムを持つ一眼レフを想起させるデザインが好みではないんです。
X-Pro3でザラザラ感になってくれたら、、
そんときゃ完璧だと思います。
デザイン性は頓着しないという人には
X-T2はサイコーですね☆☆☆
おめでとうございます!!!
X-Pro2のツルツルってものすごくコストが掛かっているそうですね。
なんというか、実は私が最終的にX-Pro2を選ばなかった理由はかっこいいからなんですよねw
X-Pro2持つ人は、お洒落じゃなきゃダメだし、お腹出てたらダメなんですよ(偏見)私はアウトなんです。
だからDamselさんには似合う。
X-T2はルックスは捨てて(笑)ガチガチに他社との勝負に来てますよね。
それはそれで別な意味でかっこよくて最高です!
…お腹が引っ込んだらX-Pro2買おうかな〜
はじめまして!
X-Pro2とX-T2、どちらを購入するか悩んでいて、色々とネットを検索していた結果、こちらへ辿り着きました。
とても参考になりましたし、操作に迷わないというのは、単純だけど本当に大切なことですね。
私も含め、おそらく色んな人がネットで検索を繰り返して、ようやく店へ買いに行く(もしくはネットで買ってしまう)という時代だと思うのですが、触ってみて「なんで今まであんなに悩んでたんだ」って思うこともありますよね。
私はXE-1とX100Tを持っていますが、最近はX100Tしか使っておらず、ただX-Pro2が出たときのためにと思いXF56mmを先に買っていました。
それだけX-Pro2を買うつもりでいたのに、結局悩んじゃうんです。笑
X100Tというレンジファインダースタイルがあるから、レンズ交換式はX-T2にしてもいいんじゃないかとか、でもやっぱりずっとX-Pro1、2の形に憧れてたんだから、そっちでいくべきじゃないかとか、無限ループの悩みです。
また何度かこのShunsukeさんの記事も読んだりすると思いますが、2月に実際に両機を触って最終的に決めたいと思います。
大変良い記事を公開していただき有難うございました。
okumeisterさん、コメントありがとうございます!
参考にしていただき、ありがとうございます。
そうなんですよ、実際に触って何も考えずに使えたのがX-T2だったんです。
X-Pro2のかっこよさには未だに憧れがあるんですが…。
グラファイトめっちゃ気になります。
無限ループの悩み、本当に心から共感します笑
限られた予算内で自分の好きな組み合わせを…とか考え出すとキリが無いです!
富士フイルムのラインナップは正直ズルいですよ。
X-Pro2、X-T2にX100Fまで…。同価格帯に、ほとんど同じ性能で魅力的なカメラばっかりですもん。ほんと悩ましい!