FUJIFILMのプレミアムコンパクトカメラ、XF10が発売日に手元に届きました。
小型でおしゃれで高画質で撮れる。いつも持ち運びたくなる、素敵なカメラです。
しばらく使ってみた感想を書きます。
FUJIFILM XF10の概要
8月23日に発売されたFUJIFILM XF10は、ポケットサイズで、重量は280gのコンパクトなカメラです。
XF10は、この小さなボディに大きなAPS-Cサイズのセンサーと、高性能なフジノン単焦点レンズを搭載。一眼レフにも負けない高画質な写真を撮ることができます。
また、Bluetoothでスマホに撮影した画像を自動で送信する機能など、スマホとの連携も得意。SNSでのシェアも簡単な操作で可能です。
サイズ
XF10を、iPhone 8と並べてみるとこんな感じ。
コンパクトで持ち運びやすいサイズです。
XF10 | iPhone 8(横向き) | |
---|---|---|
横幅 | 112.5mm | 138.4mm |
縦 | 64.4mm | 67.3mm |
厚み | 41.0mm | 7.3mm |
重量 | 279g | 148g |
カメラのスペック
XF10と、スマホ(iPhone 8)のカメラ部を比べるとこんな感じ。
XF10 | iPhone 8 | |
---|---|---|
センサー | APS-C | 1/3インチ (APS-Cの5%のサイズ) |
画素数 | 2400万画素 | 1200万画素 |
レンズ | 換算28mm f/2.8 | 換算28mm f1.8 |
手ぶれ補正 | なし | あり |
画質がとても良い
肝心の画質ですが、さすが富士フイルムのカメラ、とても良いです。
これは肌色が綺麗に出る、フィルムシミュレーションのASTIA撮って出しです。
画像の中心部を切り出してみても、耳毛までクッキリと写っています。
ボケもいい具合です。ピントが合っている位置から、滑らかにボケていきます。
iPhoneとの写りの違い
コンビニスイーツとコーヒーを撮り比べてみました。左がXF10、右がiPhone 8です。
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XF10の設定はSRオート、iPhoneも写真アプリでそのままシャッターを押しました。
XF10は色もボケ具合も良いです。
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お外を撮り比べ。iPhone 8はHDR、XF10の方はフィルムシミュレーションベルビアで、ハイライトを補正しています。
XF10の作例
高い解像感で撮れるカメラです。やっぱ色がイイ。
↓クリックで拡大します。
10cmまで寄れるて、開放でも解像感のあるレンズは使いやすいし最高です。
XF10の外観について
FUJIFILM XF10の外観です。私が買ったものはシャンパンゴールドというカラー。(他にもブラックがあります。)
オシャレで高級感があります。以前使っていたXQ2と同じ雰囲気を感じました。
操作ボタンは少なめです。
液晶はタッチに対応しています。
上部。
わかりやすいモードダイヤルがあります。
SRオートという、シーンを判別して最適な設定にしてくれる完全オートモードも。カメラに詳しく無い人でも安心して使えます。
シャンパンゴールドに、ブラウンの張り皮。持ちやすく、しかもおしゃれ。
張り皮と同じ色のストラップが付属します。これは嬉しい。
使用感
XF10は小型で軽く、小さい手の女性でも持ちやすいカメラです。
XF10はカジュアルな見た目ですが、11種類のフィルムシミュレーションとカスタム設定を使えるので、被写体に向き合い、しっかり撮影を楽しむことができます。
一般的なコンパクトカメラは、電源オンオフで自動でレンズが開閉しますが、このXF10はレンズキャップを手動で付け外しする必要があります。
XF10はオートフォーカスが遅い?
XF10の性能は富士フイルムの最新エントリーモデルである、X-A5やX-T100と同等です。
気になる点は、屋内などの暗い場所でオートフォーカスの動作が遅く、迷うところ。日中、明るい場所で動かない対象を撮るのなら、特に問題は無い速度が出ます。
スナップモードという”マニュアルフォーカスで絞ってピント固定”に設定されるファンクションも搭載されているので、上手く使えばオートフォーカスの遅さが気にならないかも。
最近のカメラと比べるとオートフォーカスがサクサク合うという感じではありません。iPhone 8のオートフォーカスと大差ないかな?という印象です。
XF10のオートフォーカスの速度
XF10のオートフォーカス速度の動画を用意しました。
比較相手はXF18mm(X-Pro2)。カメラの設定はどちらもハイパフォーマンスON。環境は暗い屋内です。
いかがでしょうか?こうやって比べるとXF10のオートフォーカスは少し遅いですけど、使い方を考えればいけるのかなという印象です。
まとめ
ということで、XF10のファーストインプレッションでした。
これだけの写りが5万円台というのは、なにげにバーゲンプライスだと思いました。というのも、同じ画角の富士フイルムのレンズ、XF18mmF2がレンズだけで新品は5万円以上するので…。
XF10について、まとめると、
- 見た目がおしゃれでかわいい
- 画質がいい
- 動作は遅い…かも
こんな感じです。
XF10は同社エントリーモデルである、X-A5やX-T100と同等のスペックです。
小型でおしゃれで、高速動作ってわけじゃないけど、画質はかなりイイ、使い出のあるカメラです。
このカメラがおすすめな人は…。
- 「スマホより綺麗に撮れて、小型でちょっといいやつ欲しいな」と多くを求めていない人
逆におすすめしずらい人は…。
- 「動作の高速さやX-Trans CMOSの画質(色)も欲しい」という欲張りな人
XF10は気軽に持ち出せるサイズでフィルムシミュレーションを使って綺麗な写真が撮れるカメラです。
XF10の荷物が少なくできる大きなメリットを生かせば、このカメラでなければ得られない写真がきっとたくさん撮れるはず。
「高速さやX-Transの画質(色)も欲しい」あなたには、X100Fがその気持ちに応えてくれます。
XF10の写りを、富士フイルムのミラーレスとくらべてみました
→XF10と、富士フイルムのミラーレスの描写はどう違う?XF18mmF2 Rと比べてみた!
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