8月23日に発売になるFUJIFILM XF10と、2016年発売の同社X70を比較してみます。この2台は似たサイズのカメラです。
外観
正面。サイズはほぼ同じです。
XF10はレンズの絞り環が無くなり、よりシンプルな印象に。グリップも大きくなり持ちやすそうです。
背面。
XF10は十字キーがなく、フォーカスレバーがあります。液晶もX70ではチルト式だったものが固定式に。
上部。
XF10の奥行きは、チルト液晶でなくなった分、薄くなっているようです。
XF10はモードダイヤルを採用。X70にはあった独立したシャッター速度、露出補正のダイヤル、アクセサリーシューが省かれています。
スペック
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XF10はセンサーがX-Trans CMOS IIからベイヤーセンサーへ。画素数は1600万画素から2400万画素へ向上しました。
XF10のレンズは、FUJINON 18.5mm F2.8。X70と同様の換算28mm単焦点レンズです。
XF10のAF速度等のレスポンスは、X70から向上するかは不明です。が、新たにフォーカス位置と絞り値を固定するスナップモードが新たに採用されており使い方次第では快適そうです。
XF10の液晶は固定で、X70比で重量が61g軽くなりました。液晶が固定なことは利便性は減りますが、より一層の塊感が出て軽くできるメリットもあります。
XF10は動画性能が強化されました。4K15Pは、動画から写真を切り出す用にも使えます。本体にステレオ録音の機能が追加され、外部入力用のマイクロフォン端子もあります。4倍までのハイスピード撮影にも対応しています。
XF10はBluetoothに対応し、スマホとの連携が強化されています。また、フリックするだけで縦横比がインスタグラムに最適な1:1になる、スクウェアモードを搭載しています。
また、XF10は価格も499ドル(国内定価はオープン)と安く登場します。
XF10の公式情報
XF10について。公式サイトより
XF10について、公式サイトに感覚的にわかりやすい表現で書かれていたのでまるっと引用します。
物選びの基準なんて人それぞれ。好みもあるだろうし、きっと目的も違う。カメラだってそうだ。アナログなデザインが好きな人もいれば、流線的で未来的なフォルムに惹かれる人もいるだろう。作り込んだ絵づくりをしたい人もいれば、一瞬を逃さずにスナップシュートをしたい人もいる。そんな中で、デイリーに持ち歩きたいカメラってどんなだろう。撮るためだけでなく、身に着けたいと思えるデザインや質感。持ち歩くことが特別ではなくなるカメラ ― FUJIFILM XF10。
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_xf10/features/
まとめ
XF10と、X70の比較でした。
サイズ感は似ていますが、まるっきり別物ですね。
XF10はFUJIFILMのカメラの中では安価で、操作系も他社と同じモードダイヤルが採用されています。同社XQ2などのコンデジからも、他社のカメラユーザーも乗り換えやすいモデルだと思います。
また、Bluetoothでスマホとの連携が強化されていたり、インスタグラムとの親和性が高いスクウェアモードなど、これからカメラをはじめたい初心者の方にもオススメできます。
一方のX70ですが、こちらはかなりマニアックなカメラです。2016年当時の上位機譲りの性能と操作感が、コンパクトボディに詰め込まれています。実質的な後継機はしばらく先でしょうか…?
購入レビュー書きました
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