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Dyson V12s Submarineのレビュー!実際に使った感想と水拭きロボットやスチームクリーナーとの比較

こんにちは。シュンスケです。

水拭きが出来る掃除機、Dyson V12s Detect Slim Submarineのレビューです。実際に使ってみた印象と、水拭きができるお掃除ロボットのブラーバ390Jやケルヒャーのスチームクリーナーとの比較について書きます。

なお、今回のDyson V12s Submarineは水拭き機能以外、先日レビューしたDyson V12 Detect Slimと同じです。この記事では水拭き機能についてのみ取り上げます。

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目次

あんまり評判の良くないDyson Submarine、実際に使うと…

購入前に調べてみるとDyson V12s Detect Slim Submarineの水拭き機能は不評でした。

  • V12とヘッドの互換性が無い
  • 水拭き性能が物足りない
  • メンテナンスが大変
  • 床が水浸しになる

などなど…。

正直「ダイソンの水拭きは、わざわざ高いお金を出して買うほどではないな…」と思えてくる内容ばかり。

とはいえ使ってみないと自分に合う/合わないかは分からないので、実際に買って試してみました。

V12とヘッドの互換性が無い?

私の感想: これはその通り

水拭きのSubmarineヘッドは、V12s専用設計です。V12とは互換性がありません。

つまり、Dyson V12 Detect Slim Absoluteを発売日(2023/4)に買った人にとっては、2ヶ月で新型のV12sが出て、いきなり型落ちになったということですね…。

ただ日本ではあまりこの話題は無く、海外大手フォーラムのRedditでよく見る意見でした。Dysonの売り方が気に入らない、だそうです。

Dyson V12s Detect Slim SubmarineDyson V12s Orign SubmarineDyson V12 Detect Slim Absolute
型番SV46 SUSV49 SUSV46 ABL
Submarineヘッドへの対応×
オートモードへの対応×
V12sの廉価版(SV49 SU)は、ゴミの量に応じて吸引力が変わるオートモードに非対応

現在は発売からしばらく時間が経ちましたし、ちゃんと2つのラインナップに分かれているので、理解した上で選んだのであれば納得できるはず。

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水拭き性能が物足りない?

私の感想: 十分な水拭き性能がある

Submarineヘッドの水拭き性能について、物足りないという意見をYouTubeやRedditで見ました。たとえばTINECOの吸引と水拭きができるものと比べると「猫の吐いた毛玉」がキレイにならない、といった感じだそうです。

私の使った印象では、Submarineヘッドは手でしっかりめに雑巾掛けした状態に近い仕上がりです。あくまで掃除機のヘッド部分だけでこれが実現出来ていると考えると、十二分の清掃能力だと思いました。

すでに掃除機を掛けて綺麗な状態のフローリングを、水拭きで仕上げるといった用途にはちょうど良いと思います。

メンテナンスが大変?

私の感想: 正直面倒くさい

メンテナンスは、一度使うだけでSubmarineヘッドの分解と洗浄が必要になります。

Submarineヘッドは一部を除き食洗機OKなので、使用後にざっと水洗いして食洗機に突っ込む事ができます。

…とはいえ食器を洗う場所で床の汚れが付いたヘッドを洗うのは、なかなか心理的なハードルがあると思われます。

そしてやはり使う度にメンテが必要になるのは、水拭きするのを躊躇するレベルの面倒くささです。

床が水浸しになる?

私の感想: 確かにビチョビチョ、でもそんなに気にならない

Submarineヘッドを使って水拭きすると、床は確かに濡れます。ビチョビチョです。

ただ、これは許容レベルに個人差があると思います。床が無垢材だったりデリケートな素材だと気になりそうです。

床の濡れ具合はブラーバ390Jの2〜3倍くらい。掃除してすぐは水で滑りそうな気がする程度には濡れます。

ただ掃除している間に乾き始めるレベルなので、個人的にはそこまで問題は無いと思います。

気になるのは拭き跡が結構残ることです。これはもしかすると使い方にもよるのかもしれません。使いこなすには意外と難易度が高い感じです。

水拭きロボット(ブラーバ390J)、スチームクリーナーと比べてみた

Dyson Submarineを水拭きロボット掃除機390J、ケルヒャーのスチームクリーナーSC2と比べてみた感想です。

ブラーバ390Jは、2019年に発売の床を水拭きもしくは乾拭きしてくれるロボット掃除機です。価格は3万円台。

ケルヒャーのSC2は2万円ほどで売られているスチームクリーナー入門機です。

対して、ダイソンの水拭きヘッドは、単品では売られていません。

入手するにはDyson V12s Detect Slim Submarine(10万円くらい)か、廉価版のDyson V12s Submarine(6万円くらい)の購入が必要です。

メルカリだと水拭きヘッドのみ1万円くらいで新品が出ていますが、V12sとの組み合わせしか動作しないので注意。

準備の手間

ブラーバ◯
ケルヒャー△
ダイソン◯

準備。使うまでの手間です。ブラーバ390JもダイソンSubmarineも、タンクに水を入れるだけでとりあえず使えるようになります。ここまでは簡単。

ケルヒャーSC2は水を入れて五分ほど待つ必要があります。

掃除する手間

ブラーバ◎
ケルヒャー×
ダイソン△

掃除。ブラーバは掃除ロボットなので、置いてボタンを押せばあとは全て自動でやってくれます。掃除の間、別な事ができます。

ケルヒャーは有線で行動を制限される上、スチームを出す作業をしながら拭くので一番大変です。

対してダイソンも自分で掃除を行わないといけませんがコードレスなので移動は楽です。ただ水拭きヘッドを取り付けた掃除機全体の重さは3.2kgにもなり、かなりの重労働です。

メンテナンスの手間

ばっちい

ブラーバ◯
ケルヒャー△
ダイソン△

掃除が終わった後のメンテの手間です。ブラーバは、雑巾で拭き掃除を終えた後のように、自分でクロスを手洗いをする必要があります。洗い終えたら、すぐ使用可能です。

ケルヒャーは使った布の清掃と本体を数時間放置の後水を捨てるといった作業が必要です。

一方のダイソンは、いくつかのパーツに分解して清掃する必要があります。食洗機も使えますが、いずれにしても洗って乾くまでは使えないので、実質丸1日は待つ必要があります。

清掃の性能

Via: dyson

ブラーバ△
ケルヒャー◎
ダイソン◯

実際にキレイになるか?です。ブラーバもちゃんと水拭きしたスッキリ感が出て綺麗になります。ただ、390Jは何度も擦って拭くといった機能は無く、こびりついた汚れがとれるほどの清掃能力はありません。

ケルヒャーは圧倒的に綺麗になります。3年分の皮脂汚れがリセットされ新築並みにピカピカになります。桁違いの清掃能力です。

ダイソンは回転するローラーでしっかり力強く水拭きしてくれるので、床はかなりキレイになります。フローリングに鉛筆で書いた跡も何度か往復する必要はありましたがちゃんと取れました。

価格

ブラーバ◯
ケルヒャー◎
ダイソン◯

ブラーバは3万円、ケルヒャー2万円、ダイソンは6〜10万円なのでシンプルにお得なのはケルヒャーな気がしますが、日常的に気軽に使えるブラーバも、普通の掃除機としても使えてプラス1〜2万円で水拭きヘッドが付属するダイソンも価格なりの価値を感じます。

どれがいい?

準備清掃の手間メンテナンス綺麗になる?価格
ブラーバ
ケルヒャー×
ダイソン
一長一短

自分で掃除をしたくないならブラーバ。自分がお掃除ロボットになりたいならダイソン。完璧に綺麗にしたいならケルヒャーがおすすめ。

ブラーバは、使うハードルがケルヒャーやダイソンよりも圧倒的に低く、気軽に使うことができます。ただし清掃能力はそれなり。

ケルヒャーは清掃能力は圧倒的ながら手間も掛かるので、ひと月ないしワンシーズンに一回、家を完璧に綺麗にする必殺技的な使い方が良い気がします。

ダイソンはケルヒャーよりは気軽に、ブラーバよりスッキリ綺麗に床拭きが出来ます。良く言えば良いところ取り、悪く言えば中途半端です。

さいごに

Dyson V12s Detect Slim Submarineの水拭きについて書いてみました。水拭きロボットのブラーバ390J、ケルヒャーのスチームクリーナーとも比べてみました。

実際に使ってみると、想像通りの良い商品でした。床がちゃんとスッキリサラサラになります。スチームクリーナーほど床が綺麗になるわけではありませんが、ブラーバ390Jでは取りきれないこびりついた汚れもちゃんと取れます。

ダイソンは扇風機(空気清浄機能付き)もですけど、それぞれの機能はぼちぼちでも、1台で何役もできる便利さがあります。

Dyson V12s Detect Slim Submarineも、掃除機と水拭きを1台でこなしてくれて、置き場の節約にもなります。すでに他の専用の水拭き掃除機があるなら不要になる可能性も高いですが、これ1台に集約するならありな製品だと思いました。

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