こんにちは。シュンスケです。
ダイソンの公式直販で、Dyson V12 Detect Slim Absolute(SV46 ABL EX)を入手しました。
しばらく使ってみたレビューです。
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Dyson V12 Detect Slim Absolute
Dyson V12 Detect Slim Absolute(SV46 ABL EX)は、2023年4月5日に販売開始のダイソン直販限定モデル。
2021年6月に登場したDyson V12 Detectのマイナーチェンジ版です。
主な改良ポイントは、従来の2倍の量の「ホコリを可視化」と「HEPAフィルター採用」の2点。
「ホコリを可視化」するのはFluffy Opticクリーナーヘッド。ヘッドに取り付けられたLEDが、従来モデル(レーザー)の2倍もホコリを浮かび上がらせます。
「HEPAフィルターの採用」で、0.1ミクロンの粒子を99.99%捉えてよりクリーンな空気を排気するようになりました。従来モデルは0.3ミクロンが99.97%だったので進化ポイントですね。
従来モデルの0.3ミクロンの粒子を99.97%捕集するものも、JISやFDAにおいてHEPAフィルターと定義されます。
新しいモデルの0.1ミクロンの粒子を99.99%捕集するものは、IESTのHEPA(TypeJ)に相当します。これはHEPAフィルターの中でも一番高性能な位置付けです。
Dyson V12 Detect Slim Absolute(SV46 ABL EX)の付属ツールは?
ダイソン直販で購入した、Dyson V12 Detect Slim Absolute(SV46 ABL EX)。
付属ツールはこんな感じでした。
なお、V12とツールの互換性があるのはDigital Slimです。それ以外のモデルとは適合しません。
1 本体
まず本体です。
2 ゴールドのロングパイプ
パイプのカラーはゴールド。長さは接合部を含めた全長が約62.5cm。
3 Fluffy Opticクリーナーヘッド
ホコリを可視化するLEDを搭載したヘッド。
このヘッドのサイズはDyson Micro HEPA Plusのものと同じです。小さくて小回りが効きます。
LEDは床スレスレの位置にあります。
Fluffy Opticは毎日ルンバで掃除してピカピカだと思っていた床が、実はホコリまみれというのを暴いてくれます。
知りたくなかったけど、知ってしまうと自分で掃除をせざるを得ません…。
4 Motorbarクリーナーヘッド
Motorbarクリーナーヘッドは、最近流行りの「毛が絡まない」機能が付いた、カーペットに強いヘッドです。
ダイレクトドライブモーターヘッドの進化版で、ペットを飼っている家庭でも重宝します。
5 毛絡み防止スクリューツール
毛絡み防止スクリューツールは「ミニモーターヘッド」の進化版。
こちらも毛が絡まなくなりました。長い毛足の絨毯を吸っても平気です。
6 コンビネーションツール
卓上の清掃に使いやすいです。
7 隙間ノズル
文字通り隙間用。
8 ハードブラシツール
硬いナイロンブラシで、車内のフロアマットなどの清掃に適しています。直販限定のツールです。
9 フレキシブル隙間ノズル。
直販限定ツールその2。このツールは凝っています。
伸びるし、ブラシは外せるし…。
伸びる部分はぐにゃぐにゃ曲がる素材でフレキシブル。
ツールクリップ
スタンドに付けたり、パイプに付けたりできて便利なツールクリップです。
Floor Dok
専用充電ドック、Floor Dok。
V12付属のものは、マルチツールホルダー付き。たくさんのツールをつけることが出来ます。
本体の外観
外観。エキゾチックな色使いです。電源のオンオフはボタン式です。
手に持った感触はそこそこ軽いという感じ。
本体重量は1.5kg。
小さいMicroを隣に並べてみました。V12結構大きめ。
ちなみにDyson Microの本体は950gと1kgを切る軽さです。
パイプが短く、持ち手の位置が低い
ダイソンは2019年にイギリスからシンガポールに本社が移ったタイミングで、アジア人の体型に合った短いパイプを採用したモデルがメインになりました。
現行モデルだとV15やMicroもV12と変わらない全長で、唯一Gen 5 DetectだけがV11くらいの持ち手の位置になっています。
欧米仕様にカスタマイズしてみた
私はV11のパイプの長さに慣れていたので、試しに欧米仕様の12cmほど長い純正パイプ(接合部含めた全長74.5cm)を入手し取り付けてみました。
持ち手の高さはV11と同じくらいの位置に。
身長178cmの私は、長いパイプを使うと机の下などの掃除の時に腰をかがめることがなくなりました。ちなみにこれくらいの身長なら標準のものでも短すぎると言うこともないです。
160cmの妻には「パイプが長いとヘッドが動かしにくい上に重く感じる」と不評でした。
↓すぐ手に入る並行輸入品もあります。
アメリカで売れているダイソンのスティック掃除機は意外にも…
欧米仕様話ついでに雑談を…。
Dyson V12は元々はアジア人向けで、小さな住宅用に作られたモデルでした。が、BestBuy.comを見ると、アメリカでもスティックタイプで一番売れているのはV12だったりします。(2024/3/7調べ)
アメリカだと、V12より大きいV15やGen5の方が売れそうなイメージですが、実際はアップライト型と呼ばれるもっとゴツい有線のシリーズが主流でした。なおこちらは日本では未発売です。
Dyson V12 Detect Slim Absoluteは掃除が楽しすぎる
Dyson V12 Detect Slim Absoluteは、私にとってまさにこれが欲しかったという感じの使用感です。
ホコリがよく見えるFluffy Opticクリーナーヘッドは、LEDの角度や光量がホコリを炙り出すのに適していて、キレイなはずの床が実はホコリまみれだと教えてくれます。
そのホコリを高性能なFluffy Opticクリーナーヘッドでワンストロークでスッキリこそぎ取ってくれます。
似た機能は他社にもありますが、ダイソンのものは別物です。この快感はダイソンでしか味わえないです。
Motorbarクリーナーヘッドはカーペットからごっそりゴミが取れて、まるで水洗いでもしたかのように超スッキリします。
しかもそれらの成果は、本体内のピエゾセンサーでカウントされ、集めたゴミの数が裏面ディスプレイに表示されます。
LEDを追いかけて延々と掃除して、ツールを付け替えてくまなく掃除して、最終的に数字で成果が見れる。もはやゲームをしている感覚です。
楽しすぎる。ゲーム好きなギークな人にはきっと刺さります。
吸引力は大型モデルに引けを取らない
モデル名 | 重量 | 吸引仕事率(最大) | 電圧 | バッテリー持ち(中・オートモード) |
V12 | 2.2kg | 150W | 25.2V | 30分 |
V10 | 2.58kg | 130W | 25.2V | 20分 |
V11 | 2.72kg | 185W | 25.2V | 20分 |
Digital Slim | 1.9kg | 100W | 18V | 25分 |
Dyson V12 Detect Slim Absoluteは、かなり欲張りなモデルです。
2.2kgと軽いのに吸引力は強く、しかも最新の機能も全部載せで、大型モデルと比べるとそこそこお得な価格です。
吸引力は実際に2.72kgと重量級のV11と比較すると若干物足りないものの、公道を普通車かスポーツカーで走るかの違いみたいな感じなので、実用的にはV12くらいあれば問題ないと思いました。
V12は内部的にも、小型モデルとは思えないほど大幅に強化されています。大型モデルと同じ25.2Vのバッテリーを搭載し、吸引仕事率も150Wと従来モデルと比較してもV10の130Wを超え、V11の185Wに迫るほどです。
それでいてバッテリー持ちもオートモードを採用したことで同等以上。V12は軽くて強い、良いとこ取りのモデルです。
参考サイト: ダイソンの中で一番吸引力が強いモデルはどれ?[2023年2月版]
ちょうどいい重さとサイズ感
主観にはなりますがDyson V12のヘッドとパイプ込みで2.2kgという重量は、重過ぎず軽過ぎず、ちょうど良い重さだと感じます。ダイソンの伝統的なDC35の頃の重さに近いです。
Dyson Microと比べても、床掃除だとまあどっちも軽いよね、という感じ。ただハンディとして使うDyson Microは超軽いです。
サイズ感は、私にとっては最初に付いてきたロングパイプが少し短く感じ、デスク下などを掃除する際に腰をかがめがちでした。
後日、欧米仕様の長いパイプにすることで、リーチが伸びてちょうど良くなり、スイスイ使えるようになりました。
ただ私の身長(178cm)くらいだと、どちらのパイプの長さも慣れの問題だと思います。
ロングライフなバッテリー
エコ | オート | 強 | |
V12 | 50分 | 30分 | 5分 |
V12のバッテリーの持ちも、これもちょうどいいです。小型で強いのに、しっかり持ちます。
V12はエコ、オート、強の3モードがありますが、特にオートモードが賢いです。ゴミが多い場所を感知して一時的に吸引力を強めてくれる(最大150W)ので、バッテリーの節約になってちゃんと吸ってくれます。
V12のバッテリーは着脱もワンタッチです。
クソデカな電源ボタン
電源はトリガーでなくボタン式になりました。
なんで?って位大きな赤いボタンが付いています。なんで?
ゴミ捨てはいつもの感じ
ゴミ捨てはいつものダイソンです。赤いレバーを下にガッとやります。と同時にスクレーバーがシュラウド部のゴミをこそぎ取ります。
ダストカップ容量は0.4Lと控えめです。
ところで…このタイミングでV12買った私、近々自動ごみ収集機能が付いたダイソンが出たら泣くと思う。
フィルターはまあまあ汚れる
強力になったHEPAフィルター。1ヶ月に1度の水洗いが推奨されています。
ただHEPAは水洗いで性能が落ちる、雑菌が増えるといったデメリットもあると聞くのでどうなんでしょう。
私はV12のフィルターをたまにV12sで掃除してます。
あと、ゴミ捨て時にクリアビンが開いた状態で吸引してしまうと一瞬でフィルターに埃が詰まるので注意が必要です。(一度やった)
Dyson V12 Detect Slim Absoluteの良いところと、気になったところ
使ってみて、V12の良いところ、気になったところを書いてみます。
- 小型・軽量で強い吸引力
- オートモードで省電力
- トリガーで無くボタン式
- 綺麗な排気
- Fluffy Opticクリーナーヘッドでホコリがよく見える
- 家中掃除できるツールが付属
V12は軽さと強さを両立した、高機能なハンディクリーナーです。
V12はボタン式になりましたが、慣れるとトリガーより楽です。ゴミの量で吸引力を変化させてくれるオートモードも楽で良い感じです。
Fluffy Opticクリーナーヘッドでホコリがよく見えるので効率よく掃除出来ます。カーペット用のMotorbarクリーナーヘッドも同梱されているので、家中をくまなく掃除することができます。
V12はとにかく使い心地が良く、毎日の掃除が苦になりません。おかげで家中が本当に綺麗になりました。
- 高価
- ダストボックスの容量は少なめ
- 水拭き用ヘッドは互換性が無い
価格に関しては、ダイソンの新しめのモデルはいつものことですが割高です。すぐ型落ちになり、いずれ3万円台とかで買えるようになるので良きタイミングで買いたいところです。
V12はダストボックスが小さく、V11の半分以下の容量です。頻繁なゴミ捨てが必要になります。
それと、V12は残念なことに最新の水拭き用のサブマリンヘッドと互換性がありません。2023年6月に発売されたV12sのみが水拭きに対応しています。
ただ、個人的にSubmarineヘッドは必須、というほど出来は良くないと思いました。
まとめ
以上Dyson V12 Detect Slim Absoluteを使ってみたレビューでした。
- 掃除がめちゃくちゃ楽しい
- これ1台で家中掃除できる
- 不満が出ないコードレスクリーナー
Dyson V12 Detect Slim Absoluteは、私にとって満足できる掃除機でした。使っていて不満な点がほぼ無いです。
Dyson V12 Detect Slim Absoluteは、コードレス掃除機を一台で済ませるならこれ、という決定版だと思います。
もちろん広い家に住んでいるなら、V12はダストカップの容量が小さいので上位のGen 5 Detectなどの方が向いていますが、日本の一般的な家だったらV12だけで満足できるはず。
私はDyson V12 Detect Slim Absoluteのおかげで掃除がやらなきゃいけないことから、やりたいことに変わりました。掃除が娯楽の一種になった感じです。
V12を買ってから当たり前に毎日掃除するようになって家中のゴミが圧倒的に減りました。良い買い物でした。
ということで掃除してきます!
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