こんばんは。シュンスケ(@shunsuke333)です。
先日、プロの写真家の方たちと少しの時間ですが話す機会がありました。プロと一言で言っても、何をしているかというとあまりに幅広く漠然としたイメージがありますが、私が話した方たちは表現手段としてカメラを使っている人たち、です。芸術家です。
そんな彼らとの話で、軽くカルチャーショックを受けたのでここに書きます。
カメラは道具でしかない
彼らと話す中で、自分との大きな隔たりを感じました。彼らにとっての興味はあくまで作品をどう撮るか、いつ、どのように、誰に見せるのか、であって、私のようにカメラがどこのメーカーで、センサーがどうとかそういうことではないということです。
例えるなら、彼らが画家で、私は筆マニアです。
写真は自由
彼らは、カメラを常にマニュアルで操作するそうです。絞り、ISO感度、シャッタースピード、そしてフォーカスも…。絵画に正解がないように、写真にも正解はないわけです。
彼らは言います。
「少しくらいピントがずれてもそれはそれでいい。」
「最近は、エフェクト満載が喜ばれるインスタグラムをはじめ、写ルンですやチェキが流行っているが、もはやスマホですらしっかり写ってしまう時代なので、綺麗に写っているだけの写真にはみんな飽きてしまったのかも。」
人間はいつも目にする、ありふれたものには価値を感じないものです。綺麗に写すならば、逆に中判デジタルくらい突き抜けたものを使わないと意味がないのかも。
私もたまに、一人で夜起きている暇な時なんかに、マニュアルフォーカスで写真を撮ったりします。そうすると、自分の気のせいかもしれませんが写真に思いが宿るような気がします。
写真に上手い下手はあるのか?
例えばアマチュアな写真投稿サイトを見ていたとします。はじめは綺麗な写真だな、と思って見だしてもだんだん似たり寄ったりで、どうでもいい写真ばかりに見えてきます。
逆に著名な写真家が撮ったものは、なにか驚きやインパクトがあります。
これを写真の上手い下手にあてはめると、アマチュアの方が上手いような気もします。でも、どちらをまた見たいか、どちらに価値を感じるかと言うなら後者です。
まとめ
よく聞く、あたりまえの話ですけども、カメラは所詮道具です。とは言っても、道具を愛することは素晴らしいことだと思うし、それを作る人たちを私はすごく尊敬しています。
「カメラはなんだっていい」と言う彼らの決して最高級品ではない道具は、手垢と汚れ、擦り傷だらけで、とても大切に長い間使われていました。
一方私の手元のカメラはいつも買ったばかり、傷ひとつないピッカピカ…。
私が一眼カメラをはじめて手にしてすでに10年以上経ちましたが、これまでずっと、ただカメラに使われてきました。それはそれで楽しく居心地も良いものでした。
でもそろそろ、カメラを使うことを意識してもいいんじゃないか、そんなことを思いました。
そういえば私は、はじめはこういうキッカケでカメラに興味を持ちました。
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良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば (SPACE SHOWER BOOks)
追記: 他のブロガーによる、同じテーマについて書かれた記事
当記事「カメラとは、写真とは」と同じテーマで、ARISAWAFILM.COMの有澤J太郎さん、ひとり広報のyamaさんが記事を書かれています。
それぞれの写真観にワクワクさせられます。ぜひご覧になってください!
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