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すごーいって褒められるブツ撮りのやり方。

こんにちは。シュンスケ(@shunsuke333)です。

このブログのブツ撮りをたまに褒められることがあるんですよ。

せっかくなのでやり方を全部書きます。

自分では特に凝ったことをやってないつもりなんですけども、参考になるところがあれば幸いです。

目次

私のブツ撮りについて

ブツ撮りといっても様々ですが、本記事で解説するのは上の写真のような綺麗な商品写真を撮る方法についてです。

こういった写真を撮る目的は、

  • ECショップやオークションで顧客の反応を良くしたい
  • ブログで綺麗なブツ写真を撮りたい
  • 好きなものをかっこよく撮りたい

となります。

記事の下に行くほど凝った撮り方になっていきます。まずは撮り方その1の天井バウンスから慣れていってください。

撮り方その1 天井バウンス

ストロボを使った、一番楽なブツ撮りの方法だと思います。バウンス撮影です。

  1. カメラ(X-T2など)にストロボ(i60A、i40など)を載せる。ストロボは天井に向ける。
  2. カメラの設定をISO200、シャッター速度1/60〜1/250)、絞りはF4〜(任意)。
  3. WBの色温度を5500Kに
  4. 手持ちで撮る

※これをやる場合は白い天井の部屋にしてください。

ストロボを使うと、なぜキレイに撮れるのか

↑クリック(タップ)で大きいファイルを表示します

次の撮り方の説明をする前に、ストロボを使うとなぜ簡単にキレイに撮れるかを書きます。

  • ストロボ光は一瞬の閃光。それ以外の時間はカメラにとって真っ暗。ゆえに手ブレの心配がない。
  • 絞り値F4〜F8くらいが、レンズの性能が一番いい。
  • ISO200(X-T2の最低感度)が、一番画質がいい。
  • ストロボ光の色温度は5500Kくらいで安定している。(機種によりまちまちだけど)

つまり、ストロボを使うだけで、屋内でもカメラやレンズにとって画質が一番いい状態で撮れます。

※感度については、カメラ各々の最低感度にしてください。

オススメのストロボ

私の使ってるストロボは、ニッシンi40と、i60Aです。

最近ではGODOXというメーカーから高性能かつ低価格のものも出ているので調べてみてください。

※下記商品は「富士フイルム用」です。ご使用のカメラのメーカーに合った商品をお選びください。

 

撮り方その2 無線コマンダーを使って天井バウンス

ストロボって実は結構重いんです。なので、カメラに乗せたら手が疲れた〜ってなります。

そんな時は、無線コマンダーと対応ストロボを使うと楽できます。重いストロボをカメラに載せる必要がなくなるわけです。

私はこの無線コマンダー使ってます。

無線コマンダーがあれば、楽できるだけじゃなく自由な角度で光を当てれますし、下で紹介するソフトボックスを使ったりもできます。

※下記商品は「富士フイルム用」です。ご使用のカメラのメーカーに合った商品をお選びください。

撮り方その3 ソフトボックスで柔らかい光を


ブツ撮りに凝りだすと、影のつき方や写りの自然さを求めてもっと柔らかい光が欲しくなります。こういう時は、ソフトボックスと呼ばれるものを使うと楽です。

このソフトボックスの中に、ストロボを入れて使うわけですが、これで撮ると、影がソフトで全体に光が回り込んだ写真が撮れるようになります。

ソフトボックスは、大きければ大きいほど光が柔らかいという特徴があります。設置可能であれば大きなものを使う方がより自然で柔らかい光、かつ大きめの物も撮りやすいです。

私の使ってるソフトボックスはこれです。60cm x 90cmのもの。2000円くらいで安い。

ソフトボックスを使うためには、ライトスタンドアンブレラホルダーも必要です。

撮り方その4 ブームアームでさらに柔らかく

光は、近ければ近いほど柔らかいという特性を持ちます。つまり、ソフトボックスを思いっきり被写体に近づけると柔らかくなっていくわけです。

ブームアームという道具を使うと簡単に被写体にソフトボックスを近づけることができます。

ブームアームはこれ使ってます。3000円。

撮影の様子

撮影の様子です。

テーブルの上にPVCの背景紙をスタンドにクリップでセットして、上で紹介したソフトボックス、ブームアームを使って光が被写体に好きな角度で当たるようにセット。

あとはレンズとボディにとって綺麗に撮れる設定でパシャパシャ撮るだけ!

 

レフ板を用意したらより一層好きな感じで撮れやすいかも。

撮れた写真と設定

X-T2、XF16-55mm、55mm、ISO200、F16、1/125。Lightroomで現像。

X-T2、XF60mm。ISO200、F11、1/125。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。編集無し。

X-T2、XF60mm。ISO200、F8、1/125。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。Photoshopで編集。

X-T2、XF60mm。ISO200、F8、1/125。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。Photoshopで編集。

X-T2、XF16-55mm、33.2mm、ISO200、F16、1/125。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。クロップのみ。

X-T2、XF35mmF1.4、ISO200、F8、1/125。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。Photoshopで編集。ストロボを2灯、上からと手前から使用しています。

X-T2、XF35mmF2、ISO200、F5.6、1/250。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。クロップ。Photoshopで編集。

X-T2、XF16-55mm、ISO200、F5.6、1/250。フィルムシミュレーションPRO.Neg.Std。Photoshopで編集。

こんな感じでかっこよく撮れました。

補足

いくつか補足します。

絞りは、小物の撮影では全体にピントを合わせるためにF16やF22もよく使いますが、小絞りボケが発生して画質が下がります。(ブログサイズの画像なら気にする必要ないです)

ストロボの光量が足りない場合は感度を上げて対応しますが、これも画質が下がります。(ブログサイズの画像なら気にする必要ないです)

シャッター速度も、例えば液晶画面を明るく見せたい場合は遅く(1/8など)にしますが、手持ちだとブレるので三脚やIBIS(ボディ内手振れ補正)に対応したカメラがあるといいです。

まとめ

私のブツ撮りの仕方をざっと紹介してみました。いかがだったでしょうか!

部屋が白い天井なら、ストロボを使ってバウンス撮影が一番楽に、かつ綺麗に撮れるんじゃないかなと思います。

ソフトボックスとブームアームを導入したら、たぶん「このブログのブツ撮り綺麗」とか言われちゃいます。(俺言われたし〜)でも設置場所的に邪魔かも…。

今回はあくまで私のやってることを書きましたが、撮り方は100人いたら100通りあると思うので趣味でやる分には自由に楽しくやればいいんじゃないかなと思います。

Photograph(写真)という言葉は、Photon(光)のGraph(図)から来ています。ストロボを使った撮影はこの光の図を楽しむ近道だって誰かが言ってました。とりあえずストロボ持ってると楽しいので買いましょう。

富士フイルムのストロボの記事は以下に書きました。参考にしてみてください。

最もお手軽なのは撮影ボックスかも。私もストロボを使う前は撮影ボックスで撮ってました。

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