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【42畳】パナソニックのロングセラー気化式加湿器、FE-KXF15を3年使ってレビュー

2010年から売られて続けている、パナソニックの気化式加湿器FE-KXF15。

42畳までに対応した1時間あたり1,500mLの加湿能力で、電気代1時間1.5円。フィルターは10年間交換不要というランニングコストの安さが魅力のロングセラー商品です。

私は家を建てた2021年から、約3年使用しました。実際に使ってみた感想を書いてみます。

目次

サイズがでかい

FE-KXF15のサイズ、とにかく大きいです。高さ410×幅445×奥行350mm、重量9.8kg。

一般的な加湿器と比べても倍のサイズで、正直置き場所に困ります。

4.5Lが2つで合計9Lというタンクは前から取り出します。フィルターは背面にあるため前後に空間があると使いやすいです。

音も大きい

FE-KXF15の動作音はかなり大きというか、煩いです。最大風量時はドライヤー並みと言うと大袈裟かもしれませんが、少なくともテレビの細かい音はかき消えるレベルです。

これは加湿量が凄い(1,500mL/h)から仕方ないことかもしれません。湿度が落ち着くとぼちぼち動作音も落ち着きます。

加湿能力は高い

FE-KXF15の加湿能力は期待通りです。

冬の寒い日でもエアコンで室温を24度前後まで上げて使っていますが、リビングの湿度50%を保つことができています。

リビング階段がある間取りで、合わせて30畳くらいの空間をこれ1台で加湿していますが加湿能力の不足を感じる事はありません。

加湿器は家との相性があるので、私の家の性能についてメモ。UA値0.49。断熱等級5、7地域。HEAT20 G1。

電気代が圧倒的に安い

加湿器の種類電気代あぶない
気化式安いカビやすい
ハイブリッド式まあまあ安いカビやすい(気化式より多少マシ)
超音波式普通加湿器病の恐れあり
スチーム式高い吹き出し口が熱い、過加湿の恐れあり
大体のイメージ。それぞれデメリットは対策済みの一部例外機器あり。

FE-KXF15の最大のメリットは、加湿能力に対して電気代が圧倒的に安いことです。

1時間あたりの加湿量は1,500mLで、電気代は1円です。

FE-KXF15は仕組みがヒーターレスの気化式、つまりはファンが動いてるだけ。扇風機程度の電気代です。

気化式の加湿器は、室温が20度以下になると加湿能力が3割に低下してしまいます。そのため冬でも容易に室温を保てる「高気密高断熱」な家との相性が良いと言えます。

FE-KXF15の唯一のデメリットは…長く使うためのメンテナンス(分解清掃)がしにくいこと、かも

大きなサイズと騒音に目を瞑れば、圧倒的な加湿能力と電気代の安さでとても魅力的なFE-KXF15ですが、3年ほど使って気付いたデメリットがありました。

それはメンテナンス(分解清掃)のしにくさです。

気化式の加湿器の弱点として、カビやすいというものがあります。FE-KXF15も例外ではなく、数年も使うと説明書にあるフィルターの清掃だとかの範囲では追いつかない「内部に蓄積した埃やカビ」が原因で多少なりと嫌なニオイを発生するようになります。

そうなると「分解清掃」以外に解決方法はありません。

ですがパナソニックはメーカー公式では加湿器の分解清掃は行っていません。分解清掃をしたいなら、別途サードパーティの清掃業者に依頼するか、自分でやるしかありません。どちらにしてもメーカー保証は無くなります。

ちなみにざっと調べたところ、清掃業者に依頼すると最低でも1万円ほど掛かるようでした。

この点では、主にハイブリッド式の加湿器を生産するダイニチは、信頼できる自社での分解清掃を6,000円で請け負っているため、容易にメンテナンスが出来ると言えます。

そして…私の経験だと、パナソニックFE-KXF15の分解清掃は空気が通る部分を清掃するだけでも途中で基盤を取り外す必要があったり、断線しそうな細い線があったりとかなり難しかったです。

逆に以前使っていたダイニチHD919は分解清掃前提の作りで電装部にアクセスする必要なくシロッコファンまで取り外せて、簡単に新品同様に綺麗にできました。

自分で分解清掃はお勧めできない方法です。高圧電流部があり危険ですし、適当に分解したら断線したりで簡単に壊れます。当然勝手に分解なんてしているので、メーカーにも販売店にも保証はしてもらえません。

まとめ

パナソニックの加湿器、FE-KXF15について書いてみました。

こちらの加湿器も気化式の弱点であるカビやすいというのは、どうしても避けられないみたいです。

いざ手が届かない内部がカビたり汚れたりすると、メーカーでは分解清掃をしてくれないので、清掃業者に頼むか、自分でやるかの2択になってしまいます。これは加湿器を長く使う上でマイナスなポイントになるのかな、と思いました。

とはいえFE-KXF15は、加湿能力が高い上にランニングコストが安くてホント最高な魅力的な製品であることに違いはありません。

これからも自分でできる範囲の清掃とメンテをしながら愛用していこうと思います。

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