一部のウルトラワイドモニターと、M1 Macの組み合わせで発生する適切なスケーリング解像度を選べない問題。その解決策について書いていきます。
何が問題なのか?
M1 Macと5K2Kモニターを組み合わせて文字のエッジが滑らかなHiDPI(スケーリング解像度)表示をする場合、ネイティブ解像度(5120×2160)の次は3008×1269しか選べません。
つまり文字が小さすぎる、もしくは大きすぎるの2択になってしまいます。
ドットピッチで、0.18mmか0.31mmという2つの選択肢です。一般的なドットピッチは0.23mmなので、このままではかなり使いづらいです。
これをMacのデスクトップの標準的な0.23mmに改善する方法が以下のものになります。
解決策1 BetterDummyを導入
BetterDummyやSwitchResXというアプリを使うことであっさり解決します。
これらを使うことで、M1 Macでも5K2KディスプレイをHiDPIで3840×1620という表示で使えます。この場合のドットピッチは0.24mm。
ただしサードパーティ製のアプリなので、なんらかの不具合がある可能性はあります。私が使った感覚だと、若干動作のもたつきを感じました。
解決策2 M1 ProもしくはM1 Maxに乗り換える
元も子の無いのですが、これはM1デバイス固有の問題なので、M1 ProやM1 Maxを搭載したMacに乗り換えると解決します。
M1 Pro、M1 Max搭載のデバイスは22年5月現在、MacBook Pro 14/16の2つで、価格は23万円〜です。
私もM1 ProのMacBook Pro 14を購入しましたが、今回はハード面でもApple Siliconに適した形でしっかり作り込まれているデバイスなので満足度が高く、おすすめできます。
なおmacOS 12.4で解決しましたが、一時期M1 Proでも解像度の問題が発生していました。
解決策3 ひたすら待つ?
![](https://www.cola507.com/wp-content/uploads/2021/12/57299ee41b62e4628d285dfda2f2654b-1024x516.jpeg)
もしかすると待つことで解決されるかも。ただ可能性は低い気がします。
Appleもこの問題は認識していて、Fixを約束はしているのですが、その発表から約1年が経っても未だにこの問題は残っています。
まとめ
![](https://www.cola507.com/wp-content/uploads/2021/12/FFWGhgrakAMVwD3-1024x768.jpeg)
M1と5K2Kウルトラワイドモニターを組み合わせた場合に発生する問題の解決策について書いてみました。
誰かの助けになれば幸いです。
なおこの件に関しての最新の情報は海外のフォーラムを確認してください。
コメント
コメント一覧 (7件)
m1pro使っているんですけど、macosのアプデで3840 1620が選べなくなったんですけど、そちらはいかがですか?
今試しました。選べなくなってますね…!ショックです。
調べてみると、12.2のベータの頃からこの症状が報告されていたようです。
直ぐにFixされれば良いのですが…。
やっぱり私だけでなかったのか…
ちなみにswitch res x使って、重くなったり遅延は感じますか?
情報ありがとうございました!
遅延は軽く使った感じだと、そこまで気にならないかなって感じです。
SwitchResXが10日間の無料期間があるので、その間で判断しようって思ってます。
こんばんは!
この間MacOS12.3がリリースされましたが、解像度の件はなおっていますでしょうか?
解像度問題、macOS 12.4で直った気がします!
参考にさせて頂きました!
質問させて下さい。
環境
・M1 mac mini
・マルチモニタ
1. LGのUltraWide 40WP95C-W [39.7型 /5K2K(5120×2160)
→USB-Cでmac miniに接続
2. 10インチのモバイルモニター
→HDMIケーブルでmac miniに接続
・BetterDummyを使用
上記の環境で、正常に表示できるのですが、
スリープ復帰後に並べておいたアプリの位置が変わってしまいます。
スリープから復帰するたびにアプリの場所を定位置に戻す作業に苦労しております…。
もし解決方法があれば教えて頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。