小型で良い音のBluetoothスピーカーが欲しい…と、毎日考えていたら、ヤフオクでBowers & WilkinsのBluetoothスピーカー、T7を落札してました。
想像以上の音質と、すこし使い勝手の悪い部分があるスピーカーでした。
使用感をレビューします。
Bowers & Wilkinsについて
スピーカーの説明の前に、メーカーについて少し語らせてください。
Bowers & Wilkinsは英国で1966年に創業されたオーディオスピーカー専門のメーカーです。
このメーカーをわかりやすく表すのは、上の写真のノーチラスというオウム貝のようなスピーカーです。奇をてらったデザインにも見えますが、理論上の完璧な音質を目指した結果がこの形になったとのこと。ロマン。(今買うと1,000万円くらいする)
Bowers & Wilkinsのスピーカーは独特な形をしたものが多いのですが、そのどれもが音響工学的に裏付けがあります。←こういうの好き。
B&W T7の外観
ということでBowers & Wilkins T7の外観です。
アルミのグリルで素材感がバッチリ。高級感が溢れます。
スピーカーの周りはB&Wの得意とするマトリックス構造。キャビネットの共振を排除して、音のカラーレーションをキャンセル。ピュアの音を聞かせてくれます。
サイズは横が21cm、高さ11cm、奥行き5cm。重さは940g。ぼちぼち小さい感じ。持ち運びは苦にならないです。
背面。
背面のパンチ穴は、パッシブラジエーターという小さい箱で低音を増強する仕組み。
端子類はAC入力、AUX入力、マイクロUSB。
マイクロUSBは、ファームウェアアップデート専用です。USB充電機能は無く、USB音源としても使えません。
スピーカーの周りはゴム系の素材は、ホコリや拭き跡がつきやすい感じです。
操作系は上部に集中しています。Bluetoothボタン、再生/停止ボタン、音量下げ、音量上げ、の順に並んでいます。
電源ボタンはサイドに。
携帯性とバッテリー
小型のワイヤレススピーカーなので好きな場所に持ち運びも簡単です。防水機能はないので屋外で使うときは気をつけたほうがよさそうです。
バッテリーの持ちも良く、最後いつ充電したのか忘れるくらいです。充電はUSBではなく専用のACアダプタでする必要があります。
音質
最初再生した時、妻と2人で「ボーカルがそこに居るみたいだ」という会話になりました。人の存在感を感じるほどに生々しい良い音です。さすがB&Wです。
特に音が良いのは小音量です。大きなボリュームになると、箱やユニット(5cm)の限界なのか、少しコンプレッサーがかかったような音だと感じました。
ギターなどの生楽器の音が本物っぽいのも印象的です。
B&W T7と、B&O A2 Activeを比較
Bowers & Wilkins T7を、似た価格帯のBluetoothスピーカー、B&O A2 Activeと比較してみました。
B&W T7は、スピーカー正面で聞く限り非常に音が良いです。「ボーカルがそこに居る」ような音です(2回目)。プライベートの空間で一人で楽しむには最高だと思います。ただ、音に存在感がありすぎて、BGM的に聞くには邪魔に感じます。音楽に浸りたい時がいいかも。
B&O A2 Activeは、360度に広がるサウンド。純粋な音質という意味ではT7 Wirelessに劣ると感じますが、どこで聞いても同じ音で、耳当たりも良く、聴き心地はこちらの方が上です。リビングなどで、2人以上で聞いたり、BGMで長時間流しておくにもぴったりです。
比較動画
比較動画があったので貼ります。バイノーラル録音でスピーカーの音質比較だって。
まとめ
Bluetoothスピーカー、Bowers & Wilkins T7のレビューでした。
USBの充電に未対応だったりと惜しい部分もありますが、肝心の音質はBowers & Wilkinsらしい良い音です。
ちなみに私が買ったものは2014年製でBluetoothのバージョンが古いバージョン。今新品で買えるモデルはBluetoothも4.0で音質もさらによくなっているとの噂です。
どこにでも持ち運べて、音楽に浸って気持ちよくなれる素敵なスピーカーです。おすすめです!
B&O A2 Activeについて詳しく書きました
→みんなで聞くなら、部屋のどこにいても同じ音で聴けるこっちかな?
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