こんにちは。世界標準、ワールドスタンダードことShunsukeです。
ゴルフの練習で気張りすぎて、腰を言わせて動くのに難儀してるのでちょっと雑談させてください。
なんだか「プロカメラマン」から「写真家」へと時代の移り変わりを感じてるって今日この頃って話です。
日本って
これまでネットゲームで数々の外人と交流してきて、外国に一度も行ったことがないほど国際交流が盛んな私は常々思ってるんですよ。
日本ってほんと遅れてるな、と。
未だに海外のトレンドが何年かしてから国内で流行るわけですよ。
これはおそらく日本の地理的事情から、一生変わらない気がします。
そして、なんだか最近われわれの日本でもいわゆるプロカメラマンの時代から、フォトグラファーの時代になってきてる気がするんですよね。
プロカメラマンという和製英語
プロカメラマンなんて言葉、日本にしかないんですよ。そもそもカメラマンって言葉自体、英語だと映画とかのカメラ係って意味ですしね。
プロという名前も、どうなんでしょう。日本語でプロというと、職業にしているという意味に感じませんか?
商品名でもなんでもプロってつけとけばいい、みたいなとこあるじゃないですか。私もプロって言葉に弱い一人なんですけど、「なんだかよくわからないけど、プロって書いてあるんだったらプロでも使えるし凄いんだろう」って思っちゃう。多分この場合のプロって専門家って意味なのかな?それにしても権威主義ですよね。専門家の上からの言葉に弱い。学校教育を受けてきたのでそういう風にできてますもんね。
商品名といえば、キヤノンの一眼レフでEOS KISSってあるじゃないですか。あれ、米国だと荒々しい文字でREBEL(反乱)ってって書かれて売ってるんですよ?日本人の女子はKISSって書いてあるとカワイイって思うって買うだろうって思われてるわけです。日本人の男は見栄っ張りで無駄に高いもの買いたがるし、KISSじゃないやつ買わせようとしてるんですねきっと。
とにかくプロだろうが、KISSだかろうが別に本人がそう名乗ってるからって、受け手のこちらとしては別にありがたがってそれを拝む必要なんてないわけですよ。
最近みんなわかってきたじゃないですか。自称専門家ほどうさんくさい人は居ないと。ホラッチョでしたっけ。海外で〜とか、学歴や経歴がすごい〜みたいなことにして、なんかポッと出て専門家ですけど?みたいな顔して、エラソーに本に書いてあることをそのままパクって自分の言葉みたいに言う人。
あれもいわゆる自称プロですよね。
ああいうのって、もはや結局化けの皮が剥がれるのが時間の問題みたいな感じじゃないですか。
このあいだ騒がれた、医療系のまとめサイトWELQの問題とも被る。
自称プロカメラマンにも似たようなものを感じます。なんだかよくわからないけど肩書きや見た目が信頼できそーだけど、中身は他所からの丸パクリ。こんなのがいつまでもエラソーにできるわけないんですよ。
若い写真家の台頭
最近、インスタグラムや500pxといった写真SNSやブログで人気になってそこから仕事を得ている写真家が目立ち始めています。
これは不思議なことですけど、こんな特徴があります。
- 自称プロカメラマンと違い、彼らは自らを「写真家」と名乗ります
- 自称プロカメラマンは、フルサイズ一眼レフと大三元ズームのみを好みます。
- 写真家は、使うカメラはバラバラです。ミラーレスだったり、フィルムカメラだったり。
また、彼らの発信する情報もまた全然違います。
- 自称プロカメラマンは、既刊の本にある内容を偉そうに発信します。
- 写真家は、自分で見つけた方法や、誰もやっていないことを試して発信します。
受ける仕事も違います。
- 自称プロカメラマンは、一定の決まった額で誰の仕事でも受けます。
- 写真家は、仕事を選び、その額もバラバラです。
まとめると、こんな感じ。
- 自称プロカメラマンは、先人の過去の蓄積を自分のために利用する
- 写真家は、自らが新しい価値を作り出している
年齢は関係ない
上で「若い」写真家、と書いちゃいましたけど実年齢は関係ありません。若くても自称プロカメラマンやそれに憧れる人は居るし、それなりに歳を取った写真家もいます。
違いは、「自分」をすごく見せたいがためにカメラを持つか、すごい写真を撮りたいがために「カメラ」を持つかの違いかも知れません。
過去、カメラは高価な貴金属と同等の価値がありました。持っているだけで優越感を感じるものだったのです。その頃の思いを未だに引きずっている時代錯誤の人が、いまだに写真家になれずにいるのかも。
カメラマンから、写真家へ
カメラマンから、写真家へ。言葉の意味にしても、そのやり方にしても正しい方へ、楽しい方へと向かって行っている気がします。
スマホがあればカメラは要らないといったことが言われて、カメラ需要は究極に冷え込んでしまっています。
でも、実はすごく面白い世界だと思います。
写真家の未来は明るいと思います。