デロンギのオイルヒーター、JRE0812を寝室に置いてみました。
設置前と、設置後で室温の変化について書いてみます。
デロンギ JRE0812について
デロンギのJRE0812は1200W、8〜10畳の広さに対応したオイルヒーター。
重量は11kg、サイズは幅260×奥行425×高さ650mm。
動作中の表面温度は〜70度と火傷しにくい範囲に抑えてあり安全性が高く、省電力運転で電気代を20%カットするECOモードにも対応。デジタル表示の温度制御で分かりやすく、チャイルドロック機能も備え、痒い所に手が届くハイグレードなモデルです。
オイルヒーターとは?
オイルヒーターはオイルを温めて、その放熱で部屋を温める暖房器具です。エアコンやヒーターのように風を出さないので、温度ムラなく部屋全体を温めてくれます。
オイルヒーターのメリットは、無音、無風であること。空気を汚さず、乾燥させないことです。
デメリットは、暖かくなるまで時間がかかることと、エアコンの1/6の断熱効率と言われており、電気代が高いことです。
オイルヒーターが使えるかどうかは、家の断熱性能が肝
オイルヒーターはある程度の断熱・気密性能がある家で使わないと「全然暖かくならないのに電気代が高い」といったデメリットばかり強調されがちです。
ある程度の性能の家、というのはオイルヒーターがよく使われている欧米の水準を目安にすると良いかもしれません。断熱性能を表すUA値で言うと、欧米の水準である0.4程度であれば問題無いと思われます。
私の家と、使っている部屋について
今回私がオイルヒーターを置いた部屋は寝室として使っている、10畳の洋室です。
私の家の断熱性能は、YKK AP住宅省エネ性能計算ソフトの簡易計算によるとUA値0.49。オイルヒーターもぼちぼち使えると思われます。
設置前と設置後での室温の変化
私の家で、真冬にオイルヒーターを使った時の温度変化のグラフを載せてみます。
これはオイルヒーターを設置する前です。最低気温が-0.9度の日です。
23時〜3時までの4時間で、約3度の温度低下が見られます。
エアコンを消した状態で寝始めて、夜中3時ごろに目が覚めて、寒さを感じたのか一度エアコンを付けています。
それでも朝方には18度を切る温度になってしまいました。すこしヒンヤリします。
オイルヒーター設置後。この日は最低気温が-0.8度。
Eco運転ですが、室温の下降がほとんどありません。23時から3時までで、0.5度の低下です。
朝方も寒いとまでは感じず、快適に眠ることができました。
なお、オイルヒーターJRE0812を1200Wで通常運転すると、室温をほぼ完璧に一定に保つことができます。最低気温0.2度の日です。
暖かい日は…
外気温が10度あるような暖かい日は無暖房でも室温は下がりませんでした。
大寒波の日は…
外気温が-6度を記録した、一年で一番寒い日です。
10畳の寝室にJRE0812だけでしたが、ギリ18度を保ってくれて快適に眠ることができました。
オイルヒーターは快適
オイルヒーターは、空気を汚さず、無風、そして無音なので、特に寝室で使うと本当に快適な暖房だと感じます。寝室でエアコンなんか使うと、風が気になるし、乾燥するしで微妙ですからね…。
オイルヒーターの近付くとじんわり暖かい感じは、よく陽だまりに例えられます。本当に気持ちいい。
今回オイルヒーターのJRE0812を導入して、それなりの断熱性能があって、無暖房で室温が保てる家でも、オイルヒーターがあると真冬の寒い日もより快適に眠れるということこと体感しました。
オイルヒーター、おすすめです。