デロンギのオイルヒーター、JRE0812を寝室に置いてみました。
設置前と、設置後で室温の変化について書いてみます。
オイルヒーターとは?
オイルヒーターはオイルを温めて、その放熱で部屋を温める暖房器具です。エアコンやヒーターのように風を出さないので、温度ムラなく部屋全体を温めてくれます。
オイルヒーターのメリットは、無音、無風。空気を乾燥させないこと。
デメリットは、暖かくなるまで時間がかかることと、エアコンの1/6の断熱効率と言われており、電気代が高いこと。
なのでオイルヒーターはある程度の断熱・気密性能がある家で使わないと「全然暖かくならないのに電気代が高い」といったネガティブな印象になりがちです。
ある程度の性能、というのはオイルヒーターがよく使われている欧米の水準でしょうか。断熱性能を表すUA値で言うと、欧米の水準である0.4程度あれば理想的だと言えそうです。
オイルヒーターは、古い日本家屋では宝の持ち腐れになる可能性がある
私の家と、使っている部屋について
私がオイルヒーターを置いた部屋は寝室として使っている、10畳の洋室です。
私の家は断熱性能については、YKK AP住宅省エネ性能計算ソフトの簡易計算によるとUA値0.49。オイルヒーターもぼちぼち使えるかな、と言ったところです。
設置前と設置後での室温の変化

オイルヒーターを設置する前です。最低気温が-0.9度の日です。
23時〜3時までの4時間で、約3度の温度低下が見られます。
エアコンを消した状態で寝始めて、夜中3時ごろに目が覚めて、寒さを感じたのか一度エアコンを付けています。
それでも朝方には18度を切る温度になってしまいました。ヒンヤリします。
正直この温度でも、家を建てて1年目は寒いと思ったことが無かったのですが、体が慣れてくるとちゃんと寒く感じます。

オイルヒーター設置後。この日は最低気温が-0.8度。
Eco運転ですが、室温の下降がほとんどありません。23時から3時までで、0.5度の低下です。
朝方も寒いとまでは感じず、快適に眠ることができました。

なお、オイルヒーターJRE0812を1200Wで通常運転すると、室温をほぼ完璧に一定に保つことができます。最低気温0.2度の日です。
暖かい日は…

ちなみにですけど、外気温が10度あるような暖かい日は無暖房でも室温は下がりません。九州南部なので家自体の性能も十分です。
大寒波の日は…

外気温が-6度を記録した寒い日です。
10畳の寝室にJRE0812だけだと温度をキープできませんでしたが、ギリ18度は保ってくれて快適に眠ることができました。
オイルヒーターは快適

オイルヒーターは、空気を汚さず、無風、そして無音なので本当に快適な暖房です。
特に寝室にはこれ以外考えられないほどの暖房です。
近付くとじんわり暖かい感じは、よく陽だまりに例えられますが、本当にそんな感じです。気持ちいい。
今回は、それなりの断熱性能があって、無暖房で室温が保てる家でも、オイルヒーターがあると冬の寒い日もより快適に眠れるということこと体感しました。
なおこちらのはデロンギJRE0812は、コストコで安く買えます。
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