2024年2月にひっそりと発売されたRyzen 7 5700X3D。
Ryzen 5 5600Xから載せ替えてみて、フォートナイトのFPSがどうなったかのメモです。
ベンチマークの条件
フォートナイトの設定は「フルHD、競技用設定、描画距離最高」にし、同一のリプレイデータを同じ時間再生した時の、平均FPSと1% LOWを見てみます。
今回は「FPSの上限を240」と「無制限」の2パターンで試しました。同時に消費電力もワットチェッカーで調べます。
※結果については手動の計測なのでまあまあの誤差があります。ご了承ください
なお、グラボは6700XTです。詳しいPCのスペックは以下に。
上限: 240FPS
はじめに上限を240FPSにした状態で計測しました。
Ryzen 7 5700X3Dは、平均240FPS出て、1% Lowは5600Xより30%ほど高い数値でした。
今回使ったリプレイデータが重めだったようで、Ryzen 5 5600Xだと平均FPSが232と、240張り付きに足りませんでした。
上限: 無制限
FPSを無制限にしました。
5700X3Dが10〜20%ほど5600Xを上回りました。
フォトナ、意外とグラボの負荷が高い
FPS無制限の計測中の様子。GPU負荷はどちらも89%位とかなり高く、CPU負荷は5700X3Dは39%、5600Xが73%となっています。
最近のフォトナ(チャプター5、シーズン2)ってグラボの負荷が高めかも?
5700X3Dの電力効率
ワットチェッカーでアイドル時、FPSの計測時のシステム全体の消費電力を見ました。
5700X3Dは動作クロックと電圧が低いため、消費電力が5600Xよりも低めです。
8コアの5700X3Dが6コアの5600Xより省電力、かつ発熱も控えめで扱いやすいということなので、高いパフォーマンスに加えてかなり魅力的なCPUだと言えそうです。
まとめ
ということで5600Xから5700X3Dに載せ替えてみた結果でした。
フォートナイトのFPSは、アベレージで10%ほど、1% Lowで20〜30%の増加でした。体感ではカクツキが減って、240FPS張り付きの場面が増えたという印象です。
総じて5700X3Dは5600Xからの載せ替えでゲームのFPSが向上し消費電力が下がるという、とても満足度できるCPUでした。
とはいえ現状の、5700X3Dの4万円弱という価格は性能の割に高すぎる印象です。もし5700X3Dが3万円を切るくらいの価格になれば、AM4を延命するためや、コスパ重視のゲーミングPCを組む際に選ぶ価値が出てくると思います。
なおアリエクで5700X3Dを3万円以下で買うことができますが、正規品が届かなかったり配送のトラブルといったリスクは国内通販より高いので注意。
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