こんばんは。シュンスケです。
以前フォートナイトで遊ぶために組んだゲーミングPCも快適だったのですが、より上を目指して再度ゲーミングPCを組んでみました。目指すところは、より高性能でかつ静かというところ。今回もいい感じで出来ちゃったのでご紹介します。
フォートナイトの新シーズンは若干重い?
最近チャプター3が開始されてより盛り上がりを見せるフォートナイトですが、Unreal Eigine 5に開発環境が移行したことで、PCに対する要求が若干ですが上がっています。
これまでは快適に遊べていた環境でも、そろそろスペックを上げたい頃かも知れません。
ということで私も、CPUを5800X3Dへ、グラボをRadeon RX 6800 XTへアップグレードして新しくゲーミングPCを自作してみました。
↓これは以前組んだ自作PCの記事

自作PCのパーツ構成

種類 | 名前 | 購入価格 |
CPU | AMD Ryzen 7 5800X3D | 65,000 |
Cooler | CoolerMaster Hyper 212 BE | 5,000 |
Mem. | Ballistix DDR4 3200 32GB | 20,000 |
M/B | AsRock B550 Steel Legend | 15,000 |
GPU | AsRock 6800 XT Taichi | 100,000 |
SSD | CFD PG3VNF 1TB | 15,000 |
PSU | Cooler Master V850 GOLD V2 | 15,000 |
Case | Cooler Master S600 TG | 10,000 |
OS | Windows 10 | 15,000 |
260,000 |
CPUにRyzen 7 5800X3D、グラボにRadeon RX 6800 XTをチョイス。
その他のパーツは静音性能とコスパ重視で選びました。購入当時の大体の価格を載せましたが、時期によって変動するのでご参考までに…。
CPU Ryzen 7 5800X3D

「最強のゲーミングCPU」こと、5800X3D。フォートナイトはCPU偏重なので現状で一番良いものを選びました。
最高の性能を持ちながら、クロック、発熱が控えめなので静音PCにも向いていると思います。
CPUクーラー Cooler Master Hyper 212 BE

CPUクーラーはCooler Master Hyper 212 Black Edition。このソリッドで真っ黒な見た目が好みでチョイス。
TDP150Wまで対応の12cmファンのクーラーで、5800X3Dも十分に冷やせます。
メモリ Ballistix DDR4-3200 CL16 32GB

メモリは、CrucialのBallistix DDR4-3200 CL16です。容量は8GBを4枚で32GB。
L3が大増量されている5800X3Dはあまりメモリの影響は受けないので、このスペックで十分そうです。
マザーボード AsRock B550 Steel Legend

マザーボードはAsRockのATXマザーボード、B550 Steel Legendです。
2.5Gbpsの低遅延LANで、ゲームが有利にプレイ可能です。CPU電源回路も14フェーズと5800X3Dには必要十二分のスペック。
ミドルクラスながら、I/Oパネルが一体型なのは自作しやすく、ありがたいポイントです。
グラフィックボード AsRock 6800 XT Taichi

グラボはAsRock 6800 XT Taichi。光まくります。
高性能なクーラーが搭載されたハイエンドなモデルです。P(パフォーマンス)BIOS、Q(クワイエット)BIOSの選択が可能。
私はQ BIOSで使っています。フォトナのプレイ中も静かです。
今回、GeForceでなくRadeonを選んだ理由はコスパです。価格の割にFPSが出せるというシンプルな理由です。
ストレージ CFD PG3VNF 1TB

ストレージは、CFD PG3VNF 1TBです。
Gen4対応で、書き込み速度5,000MB/秒。十分高速で、容量も1TBあるので私が遊ぶ程度のゲームを一通り入れても余裕です。
電源 Cooler Master V850 GOLD V2
電源はCooler Master V850 GOLD V2。
セミファンレス電源でフルモジュラー式なので、静音PCにも向いています。
Cultist NetworkでTier Aの高品質なコンポーネントで構成されている電源です。
ケース Cooler Master Silencio S600 TG

ケースはCooler Master Silencio S600 TGです。
静音ケースに分類されるモデルながら、型番に「TG」が付くこちらはサイドが強化ガラスになっており、中が見えるためライティングも楽しめます。
ガラス面以外は剛性のある厚い鉄板に樹脂素材が貼り付けてあり、静音性を高めています。
文字通り四角四面、質実剛健なルックスです。
ケースファン InWin Jupiter

ケースファンはコスパに優れるARGB対応の、InWin Jupiterにしました。
軽くファンコントロールをすると、ケース自体の静音性能が優秀なので、フォトナで遊んでいても全く気にならない動作音です。
フォートナイトでの使用感
ということで、このPCを使って実際にフォートナイトをしてみました。
ゲーム中、ほぼ完璧に240FPS張り付きになったので、乱戦時に敵を補足するのが楽になりました。AIMも良くなった気がします。
以前の環境、5600XとGTX 1080(や6700XT)でも大抵の場面で240FPS出ていたので不満は少なかったのですが、5800X3Dと6800XTではあらゆるシチュエーションでFPSが安定して出るため超快適です。正直、もう戻れません。
ネットワークの遅延も、2.5Gbps LANのマザーボードと、Wi-Fi 6対応ルーターTP-Link X60の導入で、ゲームでも体感できるレベルで改善された印象です。
静音性についても完璧です。フォートナイトを240Hzで遊ぶ程度なら、ゲーム中にもPCの動作音は空調音に紛れる程度の30dB以下と、全く気にならないレベルです。
ライティングもグラボとマザーボードのメーカーを揃えたので気持ちよく同期してお気に入りです。
これは理想通りのものが出来ちゃいました。
ゲームプレイ時の消費電力

アイドル時、フォートナイト、CyberPunk 2077のプレイ時のシステム全体の消費電力を、ワットチェッカーでチェックしてみました。
フォートナイトは、競技用設定でFPSの上限値を240にしています。これだと、システム全体でわずか200W弱という数値でした。ゲーム中の温度は室温26.5度で1時間遊んでもCPUが60度、GPUが62度。ファンがほぼ回らないのでPCの動作音が聞こえないほど静かです。
FPSキャップを外し、グラボもCPUも全力を出すCyberPunk 2077と比べると、かなり余裕を持って動作している様子。
参考に5600Xと6700XTという組み合わせでも消費電力をチェックしてみました。同じくフォートナイトをプレイ時はシステム全体が200W弱という結果でした。FPSの上限が240でしかも軽い設定だと、似たような消費電力になるようです。
フォートナイトのフレームレート(ベンチマーク)

Afterburnerでフレームレートを計測してみました。競技用設定で最大FPSを240に設定、リプレイを再生中の数値です。
今回組んだPC(5800X3D/6800XT)と、以前の構成(5600X/6700XT)を比べると、平均するとどちらも240FPS出ていますが、最低FPSで差が出ました。これは体感でもはっきり分かります。
測ってみて改めて思ったのは、フォートナイトを競技用設定で遊ぶにしても、PCは素直に高スペックの方が良い、ということです。
240FPSに制限すると電力も制限され低スペックのPCと同じくらいの消費電力になりつつも、最低FPSは大きな底上げになるので。
もちろん予算が許す限りの話ですが…。
不具合とその対処メモ
この自作PCを組んで、いくつか不具合がありました。
全て解決済みで、今現在は安定動作していますが備忘録として紹介します。
フレームドロップは各種アップデートで
Radeon RX 6000シリーズが原因の”FPS Drops””スタッタリング”などと呼ばれる、カクツキが起きました。
GPU負荷が少ないゲーム(フォートナイトを含む)をハイフレームレートでプレイする際に、GPUのクロックが上がらずFPSが急激に落ち込む現象です。
海外のフォーラムで同様の報告がよく見られ、私の環境でも頻繁にこの状態になってしまいました。
解決策は、ゲームとWindows、グラフィックドライバーを最新に保つことと、Radeon Softwareでゲーム中にGPUクロックを下がらないように設定することです。
AMD fTPMのバグ
なお、スタッタリングの原因がAMD fTPMのバグである場合もあります。
こちらの解決策はBIOSでfTPMをオフにすることで、Windows 10ではこの方法で解決します。
Windows 11だと、マザーボードをAGESA12.0.7対応のBIOSにアップデートする必要があります。
謎の不安定さはCMOSクリアで
メモリを換装した後に、ゲーム中にクラッシュしたり、描写がおかしくなったり、たまに再起動がかかるといった不具合が起こりました。これはCMOS クリアとPCの放電で症状が改善しました。
CMOSクリアと放電、大事。
やり方はシンプルです。マザーボードのボタン電池を抜いて、ケースの電源ボタンをポチポチ押して、数分〜数十分放置するだけです。マザーボードにCMOSクリアボタンがある場合、そちらを押すのもいいかもしれません。
ゲーミングデバイス

種類 | 名前 | 価格 |
ディスプレイ | BenQ Zowie XL2546K | 60,000 |
アーム | エルゴトロンLX | 15,000 |
マウス | Logicool G502 LS | 15,000 |
マウスパッド | Logicool G440t | 5,000 |
キーボード | Razer Huntsman mini | 15,000 |
オーディオIF | Sennheiser GSX 1000 | 30,000 |
ヘッドセット | Sennheiser PC38X | 20,000 |
スピーカー | Razer Nommo Chroma | 20,000 |
180,000 |
現在使用中のゲーミングデバイスも紹介します。
モニター BenQ XL2546K

ゲーミングモニター。TN、240Hzというスペック。
優秀な残像除去機能、DyACを搭載しておりCRTディスプレイさながらのキレのある表示をしてくれます。

マウス Logicool G502 Lightspeed

G502 Lightspeed。定番のゲーミング・マウスの一つです。
無線ですが遅延は全く無く、手に馴染む形状で非常に使いやすいです。
114gと重めで、ボタンも多いマウスです。どちらかというとハイセンシに向いています。
マウスパッドはハード系のG440t。個人的にはG Proなどの軽いマウスと布パッドより、この組み合わせが使いやすかったです。
キーボード Razer Huntsman mini

キーボードはRazer Huntsman mini。Clicky Optical Switchです。60%レイアウトという、小さいサイズです。

いわゆる青軸なので、なかなか派手にタイピング音が響くキーボードですが、ゲーム時にはテンションが上がりますししっかり押した感もあって、私には赤軸や銀軸より向いていました。
ヘッドセット EPOS GSX 1000、Drop PC38X

ゲーミングアンプとヘッドセットです。
ゲーミングアンプ(オーディオインターフェース)はEPOS Sennheiser GSX 1000。ヘッドセットはDrop Sennheiser PC38Xです。
GSX 1000は、7.1chソースから、バイノーラルサウンドを生成してくれるDPSを内蔵しています。広い空間を感じる3Dサラウンドで、ゲームへの没入感がマシマシです。
PC38Xは、ゲーム用にチューニングされた適度に迫力のあるサウンドが魅力的です。マイク内蔵ながら軽量で、装着感も長時間の使用でも不快になりません。
2つを組み合わせると、かなり快適な音の環境が出来上がりました。

スピーカー Razer Nommo Chroma

スピーカーは、Razer Nommo Chromaです。
ライティングとデザインがステキなゲーミングスピーカーです。ヘッドホンスタンドにもなります。
音質も、バランスがよく聞きやすいのでお気に入りです。
デスク上で使える充電器 MagEZ Slider

スマホ用の充電スタンドです。ゲーム中に充電すると、知らない間に充電が完了します。

ゲーミングPCがある部屋

今回組んだゲーミングPCを置いている部屋の様子はこんな感じです。

まとめ ゲーミングPC最高〜

ということで、フォートナイト用に新しいパーツを購入し自作PCを組み直してみました。
結果としては、思惑通りより好きな外観になって、240FPS張り付きの性能と、より静かな動作音が手に入ったので大満足です。
最近では家族用にもゲーミングPCを用意して、時間を見つけて一緒に楽しんでいます。
ゲーミングPC最高〜!