こんばんは。シュンスケ(@shunsuke333)です。
ミラーレス一眼のX-T2は小型で軽量なカメラですが、グリップ、持ちやすさが完璧かといえばそうでもないですよね。大人の男性だと、小指が余るのではないでしょうか。
X-T2のグリップ問題を解決するために純正から2種類のグリップが出ています。ひとつは大型でカメラの性能も上がるバッテリーグリップ(縦グリップ)。もう一つは、持ちやすさを向上するだけを目的としたメタルハンドグリップです。
ということで、今回はメタルハンドグリップを買ってみました。使用感などをレビューします!
MHG-XT2の開封
開封。中身はビニールに包まれたグリップ本体だけ、という潔さでした。
MHG-XT2の外観
純正なので、X-T2と同じ質感のゴムのグリップ部です。
金属の加工精度も非常にキレイ。MHG-XT2のロゴが右下に小さくあります。
底部にはアルカスイス互換の切れ込みがあります。
アルカスイスな雲台に直接取り付けることができる!(俺持ってないけど)
重さとサイズ
実測で重量は108g。
底部の厚みが9mmでした。
装着
装着には、コインを使います。
ごくわずかな隙間はあるようなないような感じですが、想像以上に一体感があります。
質感が揃っていて気持ちいいです。
もともと付いていたみたいです。
グリップを装着したままSDカードや…。
バッテリーにもアクセス可能です。
一点気になったのは、グリップ装着時はチルト液晶がすこし動かしにくくなります。
下からは指が引っかからなくなるので、横の出っ張りでクイッってやる必要あり。
使用感
このグリップを付けてカメラを持った第一印象は、「驚くほど持ちやすい」です。
108g重くなるのに、軽く感じるほどです。
常用したい持ちやすさ
購入前は、望遠レンズを使う時以外は外しておこうかと考えていたメタルハンドグリップでしたが、いざグリップを付けた持ちやすい状態のカメラに慣れると、とても外す気になれません。
普段から付けっ放しにしています。
グリップをつけない状態だと、中指、薬指、親指を中心にカメラを持つ形になると思いますが、このグリップを使うことで小指、薬指でしっかり握ることができます。人体の構造を考えても、グリップをつけたほうが腕の大きな筋肉を使うことになり、体への負担が少なくなります。
また、「しっかり持てる」という事実は、写真を撮るときの気持ちにも影響するように思いました。本気度が増し、写真を撮るのが一段と楽しくなりました。
運動会のために買ったものの…
実は私がこのメタルハンドグリップを購入した理由は、息子の運動会で望遠レンズ(XF50-140mm)を使う際に、少しでも持ちやすくしたかったからです。
それで、実際に運動会で使った感想は…。
- 写真を撮るときは、しっかり持てて非常に楽だった
- 手持ちで長時間動画を撮るときは、グリップがあっても重さで腕が辛い
というものでした。当たり前だけど、手持ち動画はキツイ。来年は一脚を用意しよう…。
重く、大きくなるデメリットも
せっかくの小型軽量なミラーレス。わざわざオプションパーツを装着して重く、大きくして使うことに不満な人も居るんじゃないかな、と思います。私もそこはモヤモヤします。
正直、単焦点、特に小型のものと組み合わせだけで使うなら、グリップは無くてもいいかな〜?とは思います。
また、ルックス的にも、グリップを装着するとガチ成分が増してかわいさやオシャレ感が損なわれてしまいますね。
しかし、軽い状態にしたいなら外せばいいだけなので、持ちやすさか軽さのどちらかを好きに選べると考えると、このメタルハンドグリップを持っておいても良いと思います。
MHG-XT2のギャラリー
MHG-XT2を装着したX-T2です。
XF16-55mmを装着した様子
大きめのズームレンズの組み合わせだとメタルハンドグリップで、すごく持ちやすくなります。必須?!
XF35mm F1.4
小さいレンズの時も、しっかり持てるのでおすすめです。
装着前 vs 装着後 上から
装着前 vs 装着後 横から
まとめ
とういうことで、MHG-XT2の購入、使用感レビューでした。
この製品の一番のネックは、新品で13000円と価格が高いことだと思います。このせいで私は買うまで丸1年掛かりました(笑)。
それに、どうせX-T2のグリップを買うならカメラの性能も上がる縦グリップの方に行きたくなりますよね。私も迷いました…。
そう考えると微妙なポジションにあるX-T2用のメタルハンドグリップですが、いざ使ってみると、シンプルに「持ちやすくなる」というメリットはとても大きいと感じました。私はこれから常用していこうと思います。