BoseのQuietComfort Ultraヘッドホンのレビューです。
Boseのノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンのフラッグシップで、最高クラスの快適性とノイズキャンセリング性能を持つ製品です。
実際に3か月ほど使ってみたのでレビューします。
外観

外観。最近のトレンドを取り入れた、(Boseにしては)ミニマルなデザインです。ロゴの主張も控え目。
一部金属が使われており高級感もあるのですが、色なのか仕上げなのか、いまいち6万円という価格の割にスペシャルな感じが無いのかな、と思わないでもないです。
私が購入したものはブラックですが、これ以外にもルナブルー、サンドストーン、スモークホワイト、ディーププラム、といった個性的でファッションを意識したカラーを選べます。
装着感

装着感は、とても快適です。このジャンルでのBoseの装着感は、頭ひとつ抜けていると感じます。
約250gと軽量で、厚みと適度な柔かさのヘッドバンドで頭頂部も痛くなく、しっかり深さがある柔らかい感触のイヤーカップは耳をすっぽり包んでくれます。
またイヤーカップには空気孔が開けられており蒸れにくい工夫がされています。
長時間の使用も余裕です。ただ蒸れて熱を持つので、暖かい環境だとしんどい感じはあります。
使用感

BoseのQuietComfort Ultraヘッドホンは使用感も基本的にはストレスフリーです。
着脱検知があるため外すと止まり、再度装着すると自動的にペアリングされます。検知のセンサーの精度は少し微妙で、AirPods Maxほど完璧ではなく、うまく動作しないことも多いです。
アプリによるイコライジングは、低音、中音、高音の3つを操作するだけのシンプルさで、自分好みのサウンドを作ることが出来ます。
マルチペアリングにも対応しています。私はiPhoneとMacで使っていますが、スムーズな切り替えで音飛びもなく、快適に使えています。
アプリに自動電源オフの項目があります。私はデフォルトの24時間ではバッテリーの減りが早いと感じたため、5分に設定し、使う度に手動でオンをするようにしています。これにより体感のバッテリー持ちは良くなりました。
ハードケースが付属します。毎回ヘッドバンドを縮めて、畳んで、所定の場所に納めるという少し手間をかけた作業が必要になりますが、いかにも丈夫なケースなので、しっかりヘッドホンを守ってくれる安心感はありがたいです。
気になるのはタッチ操作での音量スライダー。これだけは、正直言って物理ボタンの方が快適です。
音質

一聴してわかるBoseサウンドです。低音に強調感があり、エネルギー感、グルーヴ感、密度感…いわゆるBose感が心地よく、ずっと聴いていたい癖になるような気持ちの良い音です。不思議とこの世界観に慣れると全体的にはかなりナチュラルな音質だという印象を受けるようになります。
Boseらしく低音量時も音痩せしないのでどんな音量でも不満なく音楽を楽しめるのは大きなメリットです。とにかく音楽を楽しめます。
もう少し音質について個人的な印象を書くと、このヘッドホンの音の良さは、”すべての音にパワーが宿っている”といった感じです。これで聞くFoo Fighters、Linkin Park、竹原ピストルなんかが最高です。
ノイキャンはとても強力です。周りの人の気配が消えるくらいのインパクトがあります。他の人の大きな声がノイキャンを突き抜けて耳障り、なんてこともありません。
ANC時にはホワイトノイズが常時あります。この価格帯の他の機種と比べても大きめなので気になる人はいると思います。ただし音楽を流せば聞こえない程度です。
外部音取り込みはとても自然です。これはこのジャンルのGOAT、AirPods Maxに近いレベルにあります。
イマーシブオーディオについては、こちらも楽しさに特化したようなチューニングです。ハマる音源だとまるでその楽曲のライブに参加しているかのような没入感がありますが、相性が悪いと単に不自然なサウンドになるだけだったりもします。どんな不自然さかというと、過去の同社のPCスピーカー、Companion 20のようないかにもデジタル、という感じです。
BTD 700でaptX Lossless、aptX Adaptiveサウンドを楽しむ

SennheiserのBluetoothドングルを使うと、MacやiPhoneでもBose QC Ultra HeadphonesをaptX LosslessやaptX Adaptiveで楽しむことができます。
AACとはまた違ったサウンドです。
良い点、気になる点

- 素晴らしい装着感
- 強力なノイキャン
- 安定したBluetooth接続
- クセになるBoseサウンド
- 高価な価格
- ANC時のホワイトノイズ
- 着脱検知は微妙
さすがBoseのフラッグシップなだけあって、私たちがワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンに欲しいものは全て詰め込まれているという印象です。Boseサウンドが好みなら満足出来そうです。
AirPods Maxと比較

AirPods Max(USB-C)とBose QuietComfort Ultraヘッドホンの比較です。
外観は、AirPods Maxがアルミニウムの質感とミニマルな美しさで高級感を感じます。Boseもスッキリして悪くないデザインですが樹脂丸出しで6万円近い定価の割に安っぽい感じがします。
音質。これは好みが分かれそうです。AirPods Maxはクリーンで良く言えば正確な、悪く言えば退屈なサウンドです。良い音なのですが、やや禁欲的です。一方のBoseは全体的な荒さはあるものの、これでもかと言わんばかりの低音、一音一音にパワーと説得力があるBoseらしい音質で、文句なく音楽が楽しいです。
ノイズキャンセリング。AirPods Maxは非常に強力かつ、ホワイトノイズもほとんどありません。Boseも同じレベルで強力ですが、ホワイトノイズが常時あります。音楽を再生すると気にならない程度ですが。
装着感。AirPods Maxは鉄の塊か?と言うほど重く、私は短時間で首を痛めてしまうレベルですが、ファブリックのイヤーパッドは蒸れず、夏場も快適です。Boseは圧倒的に軽量で長時間の使用も快適ですが、イヤーパッドは夏場だと蒸れます。
使用感。AirPods MaxはAppleデバイス限定ながら複数デバイス間でもシームレスで完璧な連携は、本当にノンストレスです。一方、BoseはAppleとの安定した接続も可能な上、どんなデバイスともBluetooth接続して使える柔軟さがあります。
もしどちらかを一つを残すなら…私はAppleエコシステム内の住人なのでAirPods Maxが使いやすく気に入っているのですが、音楽を楽しめるパワフルなサウンドと快適な装着感でBose QuietComfort Ultraヘッドホンを選びます。
Bose QC 2023と比較

Bose QC45とBose QuietComfort Ultraヘッドホンの比較です。
高価な価格と、ANC時のホワイトノイズ、微妙な着脱検知は気になる点です。
外観は、Bose QC45が10年来のデザインということもあって、少し古臭く、航空機に置いてある備品のような道具感があります。一方のUltraはすっきりしたルックスと金属の質感で比較的高級感を感じます。
音質。どちらも低音が強めで音楽が楽しい、似た傾向のサウンドです。聴き比べると、Ultraの方が解像感が高めで、イマーシブオーディオにも対応しており楽しみ方の幅が広いです。
ノイズキャンセリング。ここは差があります。QC45も十分静かになるのですが、Ultraの静かさは別格です。
装着感。QC45は軽量で快適ですが、ヘッドバンドの当たりが少し硬いかな、という印象です。Ultraはほんの少し重さはあるのですが、ヘッドバンドも柔らかいので頭頂部の圧迫が減ってさらに快適になりました。
使用感。QC45はBluetoothが弱いのか私の環境(MacBook Pro M1 Pro)ではたまに音飛びがあり気になります。その点、Ultraは音飛びは全くありません。個人的にQC45の物理ボタンは最高で、Ultraの多機能ボタンやタッチスライダーにはイライラさせられます。
もしどちらかを一つを残すなら…私の環境ではQC45の音飛びが致命的なので、Ultraを残します。
さいごに

BoseのQuietComfort Ultraヘッドホンのレビューでした。
私は特に、デスクで集中したい時にこのヘッドホンを使います。周りのノイズを遮断し、好みの音楽を流し作業に没頭するとあっという間に時間が経ちます。
BoseのQuietComfort Ultraヘッドホンは、すっきりしたデザインに、最高クラスの装着感とノイキャン、クセになるBoseサウンドが詰め込まれています。
個人的に今まで使ったノイキャンヘッドホンの中では1番のお気に入りです。強くおすすめできます。
↓これでデスク下に置いています。
Bose QuietComfort SEも良い

コストコ版のBose QC45、QuietComfort SE。
十分な音質とノイキャン。軽快な装着感と、ミスの無い物理ボタンによる操作。コンパクトなソフトケース付き。
ウルトラと比べても甲乙付け難い製品です。こちらもおすすめ。

ウルトラ第2世代も良い

ウルトラ第2世代。
初代の不満点を潰したアップデートでした。






