ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン、Bose QuietComfort SEを購入したのでレビューします。
Bose QuietComfort SEと、QC45について

Bose QuietComfortシリーズはワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンの定番製品。約10年間変わらないデザインで、いまだに他社よりも1歩進んだ快適性とノイズキャンセリング性能を併せ持っています。

今回紹介するBose QuietComfort SEの発売は2022年。ヘッドホン自体は2021年発売のQuietComfort 45と全く同じ物です。
違いは付属品。45のハードケースに対しSEにはソフトケースが付属します。
外観

外観です。BOSEのロゴが主張します。
特別な高級感はありませんが、とても機能的で洗練されている印象です。

イヤーカップは深く、耳をすっぽり包み込んでくれます。

ヘッドホン本体の折り畳みが可能です。

折り畳んだ状態で収納可能なポーチが付属します。持ち運びに便利です。
装着感

装着感は、最高クラスです。
重量は240gと、本格的なノイズキャンセリングヘッドホンの中でも随一での軽さです。
イヤーカップは合皮ですが、サラッとしていて蒸れにくい印象です。イヤーカップが深いので耳が触れることもありません。側圧も優しめ。メガネを装着していても強く押し付けられることもなく快適です。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング性能は素晴らしいです。このジャンルはBOSEが第一人者なので信頼できますね。
フライト中などは大きなエンジン音を抑えることができてかなりストレスを軽減できます。デスク作業時に使うと空調の音や気が散る音はほぼ消えて、集中力が増します。
ただ、元々静かな環境でヘッドホンを装着し、何も音楽を流さない時はホワイトノイズがやや気になります。
アウェア(外部音取り込みモード)も秀逸です。開放感があり、何もつけてないくらいの感触があります。押しやすい物理ボタンで切り替えができるのでそういう意味でも快適です。
音質

音質についての主観です。Boseらしい楽しいサウンドだと思います。
ただデフォルトの状態は、Boseの割には低音が大人しく高域が強めで耳に刺さる印象があります。
アプリのイコライザーで「高音減衰」のモードで使うと、間近でシンバルを鳴らされてるようなところから距離が出来て、まったりした聴きやすいサウンドになり、私の好みでした。
操作性

操作は全て物理ボタンで行います。
特に右イヤーカップの、電源のオンオフの状態が目で見てわかるスイッチが素晴らしいです。

同じく右イヤーカップに音量の上下と再生、停止。

左イヤーカップにはノイキャンとアウェアモードの切り替え。
物理ボタンは操作のミスが少なく、最高です。
アプリ

イコライジングやマルチペアリングの設定などは、Boseアプリで行います。
イコライザーは非常に良くできていて、高音・中音・低音の3つを調整するだけで好みのサウンドにできます。

マルチペアリングにも対応しているのですが、オンにすると私の環境(iPhoneとMacBook Pro)では頻繁に音飛びをするようになりました。
もし気になるような音飛びがある場合、マルチペアリングはオフにすることをお勧めします。
良い点、気になる点
- 素晴らしい装着感
- 強力なノイキャン
- 使いやすいソフトケース
- 安価
- 不安定なBluetooth接続
- デザインは微妙
- ANC時のホワイトノイズ
製品名の通り、快適な装着感と強力なノイキャンを持った製品です。個人的にはソフトケースが使いやすいのでそこも嬉しい点です。あとはコストコなので安く買えるのもありがたいですね。
気になるのは、Bluetooth接続が不安定だと言う点。私の環境(iPhoneとMacBook Pro)では頻繁に音飛びしてしまいます。それとやや古いデザインと目立つロゴなので、見た目を気にするなら微妙かも。最後に、Boseのノイキャンにありがちな大きめのホワイトノイズ。これも気になる人はいるのかな、と思いました。
Sonos Aceと比較

2024年にSonosから発売されたSonos Aceと、Bose QuietComfort SEを比べてみます。
外観は圧倒的にSonos Aceに軍配が上がります。アクセサリーとしてもありな美しい佇まいです。
音質は私の主観ですが、デフォルトだとSonos Aceの方が音の温かみを感じて、心地良く感じます。ただしイコライザーを施すと、Bose QuietComfort SEも心地良いです。絶対的な音質は表現が多彩という印象のあるSonos Aceに軍配が上がると思います。
ノイズキャンセリングはどちらも高い性能です。元々静かな環境で使うと、Bose QuietComfort SEも十分に静かになりますがややホワイトノイズを感じます。Sonos Aceはそのホワイトノイズすら感じず、何もないような静けさになります。
装着感は、Sonos Aceは吸い付くような上質なイヤーパッドの質感で気持ち良いです。ただ312gと重く、密着感が高いイヤーカップで熱がこもり蒸れやすい印象です。この点、240gと軽く蒸れにくいBose QuietComfort SEは、長時間の使用でより快適です。
その他細かい使用感だと、Sonos Aceは最小音量が大きい、という欠点があり、個人的にはもっと小さい音にしたいという場面でも小さくできないのはややストレスです。そのあたりの不満はBose QuietComfort SEにはありません。
AirPods Maxと比較

手持ちのApple AirPods Max(USB-C)とも比較します。
外観は、AirPods Maxの圧勝です。ファッションアイテムにもなる美しいデザイン、質感です。
音質も、AirPods Maxの方が良いです。特にMacと組み合わせる場合は空間オーディオが有効になり圧倒的です。Bose QuietComfort SEも聞いていて楽しい音質ですが、AirPods Maxのクリアなサウンドと比べると全体的に曇りがかかったように聞こえます。
ノイズキャンセリングは、どちらも高いレベルですが、Bose QuietComfortはサーッというホワイトノイズがかなり多めで気になります。
装着感は240gの軽量さでBose QuietComfort SEが圧倒的に快適です。384gのAirPods Maxは個人的には短時間で首が疲労してしまいます。
使用感は、AirPods MaxについてはAppleデバイス限定ながら複数デバイス間でもシームレスな連携でノンストレスです。一方、Bose QuietComfort SEはどんなデバイスともBluetooth接続して使える柔軟さがあります。
まとめ

Bose QuietComfort SEについて書いてみました。
文字通り強力なノイズキャンセリング性能と快適な装着感を持ったヘッドホンです。
Bose QuietComfort SEは最近のミニマルデザインのヘッドホンのような「外で装着した時のかっこいい感」こそありませんが、快適さとノイキャン性能が最高クラスで自分の好みのEQで音楽が楽しく価格も手頃なので、個人的にはハイクラスのSonos AceやAirPods Maxのようなヘッドホンよりも実際の使用感、実用性は上だと感じています。強くおすすめできます。
ウルトラ、すごい

上位モデルの「Ultra」も購入してレビューしました。
デザイン、音質、ノイキャン、装着感の全てがウルトラでした。
とはいえ、QC45SEに不満が無いなら不要かも。




