耳を塞がない「イヤーカフ型」イヤホン、Soundpeats Clip1をレビューします。
本記事はSoundpeats様より製品をご提供いただき作成していますが、内容は一切の忖度なしで感じたままをお伝えします。
外観:シンプルながら存在感のあるデザイン

まずは外観からチェックしていきましょう。
ケースにはSoundpeatsの「S」のロゴ。

正直なところ、ケースのサイズ感はかなり大きめです。

最近の完全ワイヤレスイヤホンとしては存在感があり、ワイヤレス充電に非対応な点は少し惜しいポイントだと感じました。

本体。ワンポイントのデザインが効いており、スタイリッシュです。

耳に触れる部分はシリコンではなく、一般的な樹脂素材が採用されています。
装着感:イヤーカフ特有の開放感と、確かなホールド感

イヤーカフ型最大のメリットである「開放感」はしっかりと感じられます。
本体重量はわずか5gと非常に軽量なため、重さを感じることはほとんどありません。装着感については個人差があるかと思いますが、樹脂素材ということもあり、耳への当たりはやや硬め。しっかりと「挟み込まれている」という感覚がやや強めに出る印象です。
音質:イヤーカフ型とは思えない力強いサウンド
音質については、Dolby AudioとダイナミックEQをオンにした状態でテストしました。
サウンドの傾向は、明るくメリハリのある「V字型のドンシャリ」です。特筆すべきは、イヤーカフ型でありながら低音の心地よさがしっかりと感じられる点。芯と重みのあるサウンドは、まるで密閉型イヤホンで聴いているかのような満足感があります。
また、オーディオブックなどの「声」もクリアに届くため、コンテンツを選ばず楽しめます。周囲の音を自然に取り込みつつ、音楽としての完成度も高い。さらに驚いたのが音漏れの少なさです。「自分にはこれだけ聴こえているのに、なぜ外には漏れないのか?」と不思議に思うほど、周囲への配慮が行き届いています。
機能:LDAC対応など、押さえるべきポイントは網羅
機能面も充実しています。
- マルチポイント接続: 2台のデバイスに同時接続可能。
- 専用アプリ: 10バンドのEQ(イコライザー)調整に対応。
- コーデック: SBC、AACに加え、高音質なLDACにも対応。
ただし、LDACを使用する場合はマルチポイント接続やダイナミックEQとの排他利用になる点には注意が必要です。
Shokz OpenDots Oneとの比較:3倍の価格差をどう見るか

同じイヤーカフ型として、ハイエンドモデルの「Shokz OpenDots One」と比較してみました。価格はClip1が1万円弱、OpenDots Oneが3万円弱と、約3倍の開きがあります。
| 比較項目 | Soundpeats Clip1 | Shokz OpenDots One |
| 価格 | 約1万円(高コスパ) | 約3万円(プレミアム) |
| ケース | 大ぶりでワイヤレス充電非対応 | コンパクトでワイヤレス充電対応 |
| 素材・質感 | 樹脂製で標準的な質感 | シリコン多用で高級感がある |
| 装着感 | ホールド感のあるしっかりした着け心地 | 柔らかくフィットする極上の快適さ |
| 音質 | 音楽を楽しめるドンシャリ傾向 | 中域重視で聴き疲れしにくい |
| コーデック | LDAC対応(条件あり) | 標準コーデック |
どちらを選ぶべき?
Soundpeats Clip1が向いている人: 「メインのイヤホンは別にあるけれど、サブとしてイヤーカフ型を試してみたい」という方には、Clip1で十分すぎるほど満足できるはずです。実用上の大きな違いは「ケースの大きさとワイヤレス充電の有無」くらい。コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。
Shokz OpenDots Oneが向いている人: 「イヤーカフ型をメイン機として、長時間使い倒したい」という方は、投資する価値があります。コンパクトなケース、ワイヤレス充電、耳に優しいシリコン素材、そして聴き疲れしないサウンドなど、価格相応のプレミアムな体験が細部まで詰まっています。
最後に

Soundpeats Clip1は、何かを「しながら」使うのに最適な一台です。
私自身、子供と公園で過ごしている時や、のんびりと散歩をする際に、周囲の状況に気を配りつつオーディオブックを楽しむというスタイルにハマっています。「目は離せない、耳も塞ぎたくない、でもコンテンツの続きが聴きたい」というシーンに、イヤーカフ型はこれ以上なくマッチします。
3倍の価格差がある高級機と比較しても、Clip1は「イヤーカフ型イヤホンに期待すること」をしっかりと叶えてくれる製品でした。初めてのイヤーカフ型としても、自信を持っておすすめできます。



