こんにちは。シュンスケです。
ずっと気になっていたワイヤレスヘッドホン、Sonos Aceをセールで手に入れたので、実際に使って、手持ちのAirPods Maxと比べてみました。
Sonos Aceの概要

Sonos初のノイキャンヘッドホン「Sonos Ace」。その魅力は、シンプルで上質なデザイン、そしてSonosならではの高音質と没入感あふれる空間オーディオ。
装着感も快適で操作もスムーズ。Sonosユーザーなら、連携機能も嬉しいポイント。
ただし、価格はやや高め。
Sonos AceとAirPods Maxを比べる

Sonos AceとAirPods Maxは、Dolby Atmosに対応したハイエンドなワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンです。
外観は、どちらも同クラスのプレミアム感がある

Sonos Aceは高品位な人工皮革とマットな質感の樹脂、アクセントにステンレスが光るプレミアムなルックスです。
AirPods Maxのアルミとファブリックというこれまでにない素材で独特の存在感と高級感があります。
どちらも美しいヘッドホンです。
装着感

装着感は、Sonosのフィット感がかなり気持ち良いです。イヤーパッドやヘッドバンドにある人工皮革が、シープスキンを思わせる滑らかな触り心地で高クオリティです。ただ、熱がこもりやすく、蒸れやすい印象です。重量も312gと、AirPods Maxほどでは無いものの、それなりにあります。
AirPods Maxも386gとずっしり重く、フィット感が緩い感じで、長時間の使用は個人的には首や肩が痛くなります。ファブリック製イヤーパッドは蒸れずにさらっと心地よいですが、少し動くとズレます。仰向けで寝転んだら完全に外れることもあります。
音質

音質は、AirPods Maxが滑らかでクリアで、高いクオリティを誇っています。空間オーディオの空間の広さや正確さも、AirPods Maxが上です。悪く書くと冷たい、デジタルで作為的な音に聞こえることもあります。
Sonos Aceは温かみのある、聴きなれたSonosのナチュラルなサウンドで、音楽も映画も楽しめます。ただ高価なヘッドホンの割に特徴の無い、普通すぎる音質で、どこか物足りない印象があります。
使用感

AirPods Maxは自社開発のApple H1を採用したAppleエコシステム内にピッタリハマるTHEアップル製品。何も考えずにストレスフリーに使えます。複数の機器を切り替えるのも完璧で、着脱検知の動作も完璧です。
Sonos Aceは、QCC5181というクアルコムの最新SoCを採用した、あらゆるBluetoothデバイスに接続できるワイヤレスヘッドホンです。独自のサウンドバーのサウンドをヘッドホンに飛ばせる機能もあったりと、幅広く便利に使えます。しかし、着脱検知はやや甘く、外しても音楽が再生され続けることもよくあります。Apple製品との連携も、AirPods Maxほどではなく、しばしばBluetoothの設定を開く必要があります。
ノイキャンや外部音取り込みは差がある

ノイキャン性能については、Sonos Aceは耳を塞がれて、全部の帯域が静かになる感じです。AirPods Maxはそれよりももう1段階静かになりますが、声の帯域は少し入ってくる感じがします。どちらも充分なノイズキャンセリング性能を備えています。
外部音取り込みは、AirPods Maxが明らかに優れており何も装着していないような開放感を感じます。Sonos Aceは、ヘッドホンをつけている閉塞感のようなものがありつつ、外部の音が聞こえるという感じで、実用上問題無いものの自然ではありません。
Sonos Aceの独自機能、TVスワップの良い点と悪い点

Sonos AceのトピックはTVスワップという独自機能です。テレビの前で、装着したヘッドホンのボタンを長押しするだけで対応する同社のサウンドバーの音がヘッドホンに切り替わります。テレビに繋いだApple TV、ゲーム機、それ以外の全ての音をSonos Aceで聴くことが簡単にできるわけです。
とても期待していた機能でしたが、実際に使うとある面ではとても良く、逆にある面では残念でした。
良い面は、音質です。音楽も、ゲームも、没入感のあるサウンドで楽しむことができます。風の音や声の重なりといったサウンドでも歪み感が少なく、耳に心地よいです。これは安価なヘッドホンではまず聞けません。映画も、決して派手に強調された帯域は無いのですが、コンテンツに引き込まれるバランスの取れた音質です。さすがSonosです。
残念な面は2つ。ひとつはアクションゲームだとすぐ分かる大きな遅延です。Sonos Aceは、独自の2.4GHzで同社のサウンドバーと通信するそうですが、ロジクールのような低遅延通信仕組みではありませんでした。
もう一つは、音飛びが見られるという点です。我が家では購入してすぐにTVスワップを試した時には高い頻度で音飛びがありました。通信環境にシビアなのかもしれません。
Sonos Aceの弱点は最小音量が大きいこと

Sonos Aceはボリュームを下げても、AirPods Maxで出来るような極小の音量になりません。iPhoneの音量スライダーで20%くらいから下は音量が固定され、ゼロで急に無音になる感じです。つまり、段階的に音量を下げることができません。これも残念でした。
さいごに

Sonos AceとAirPods Max。実際に並べて使ってみても、どちらも良いヘッドホンでした。
AirPods Maxは、モノとしての魅力があります。計算されたアルミのイヤーカップの光の当たり方などはとても美しく、飾っておくだけで絵になりますし、所有満足感は非常に高いです。最近は敏感な世代にファッションアイテムとして受けているのも印象的です。
音質についても、AACってこんなに音良いの?って思わせられるような、今まで味わったことのない高いクオリティだと私は感じます。
ただし多用されたアルミやステンレスのせいで384gと重く、ファブリックのイヤーパッドは下を向くとズレたりと、快適性は犠牲になっています。
Sonos Aceはミニマルなデザインと、厳選されたマテリアルで高級感があり、装着感が良く、さらにSonosシグネーチャーサウンドと、全体的にとても出来の良いヘッドホンです。
しかし、もう一歩物足りない音質、TVスワップでの遅延や通信の不安定さ、そして最小音量が大きいといった、毎日使うと無視できない細かい点の詰めの甘さもあります。
今後のアップデートでの改善に期待したいところです。




