おはようございます。シュンスケ(@shunsuke333)です。
FUJIFILM X-T2と、1世代前のX-T1を比較してみました。結局X-T2は買いなのか?
スペックの比較
X-T2 | X-T1 | |
---|---|---|
センサー | X-Trans CMOS III | X-Trans CMOS II |
プロセッサー | X-Processor Pro | EXR Processor II |
画素数 | 2430万画素 | 1630万画素 |
常用ISO | 200〜12800 | 200〜6400 |
連写 | 8コマ/秒 11コマ/秒 VPB-XT2 14コマ/秒 ES | 8コマ/秒 |
EVF | OLED236万画素 0.77倍 |
|
液晶モニター | 3インチ104万画素 3軸チルト | 3インチ104万画素 |
撮影枚数 | 340枚 1000枚 VPB-XT2 | 350枚 |
動画 | 4K 30p フルHD 60p | フルHD 60p |
サイズ(WHD) | 132.5 x 91.8 x 49.2 mm | 129 x 89.8 x 46.7 mm |
撮影時重量 | 507g | 440g |
発売日 | 2016年9月8日 | 2014年2月15日 |
X-T2のスペックはX-T1から大きく進化しています。センサーとプロセッサーが新しい世代になり、動画性能も向上しました。
さらにX-T2は別売りのバッテリーグリップを使うことで、撮影枚数や連写性能を向上させることができます。
進化したセンサーX-Trans CMOS III
富士フイルムのX-Trans CMOS。独自のカラーフィルター配列でモアレを防ぎローパスフィルターレスを可能にしたセンサーです。X-T2ではバージョンがIIIになりました。画素数も1600万画素から2400万画素と1.5倍になりました。
画像処理プロセッサX Proseccer Pro
画像処理プロセッサも進化しています。処理速度が向上し、様々な処理が可能になりました。
- AF速度と精度の向上を含む全ての動作が高速化
- 質感豊かなモノクロフィルムシミュレーションAcrosが使えるように
- 連射速度の向上と暗転時間の短縮
- 動体AFの動作を様々なシチュエーションへ最適化できるように
動画性能
X-T2は動画性能も向上。4K撮影にも対応しました。
5K画素から4Kへリサンプリングされるのでモアレやシャギーが無い高画質で撮影できます。
また、X-T2は、ステレオマイク入力、HDMIでの4k出力、S-Log記録などに対応しています。
外観の比較
X-T2(左)とX-T1(右)を並べると、一回りほど大きくなって厚みも増しています。
X-T2は新たにAFポイントの移動に使うフォーカスレバー、縦構図でもチルト液晶を利用できる3軸チルト液晶が追加されています。
さらにより持ちやすくなったグリップ、回しやすくなったダイヤルなど細かい部分がブラッシュアップされました。
フォーカスレバー
X-T2で新たに採用されたフォーカスレバー。直感的にAFポイントを移動できるのは、一度使うと癖になるほどの便利さです。
三軸チルト
X-T2では、3軸のチルト液晶も採用されています。
縦構図でもチルト液晶が使えるため、撮影の自由度はさらに広がります。
細かい部分が改善され、より使いやすくなった
X-T2では、アナログダイヤルがさらに使いやすくなりました。
ダイヤルも高さが高くなって回しやすくなり、押すとロックが掛かり、再度押すことでロックが外れる機構が加えられています。X-T1では押しながら回すという機構でした。
他にもより深く持ちやすくなったグリップなど、改善点は多数です。
X-T2は買いか?
シンプルにX-T2は買いです。ほぼ全面的にブラッシュアップされているからです。
とはいえ、X-T1は小型で防塵防滴性能を持ち、いまなら安く買えます。こちらもメインとしてもサブとしても十二分に魅力的な選択肢です。
X-T20も良い
X-T2の性能をそのままに、小型化したX-T20も良い選択肢です。
X-T2にあってX-T20に無いのは、防塵防滴性能、ジョイスティック。他にもISOダイヤルが省かれています。これらは凝った撮影をする際には足かせとなる可能性がありますが、普段の生活で写真を撮るといったカジュアルな使い方にはこれらはあまり関係ないハズ。
X-T20にはX-T2に無い「オートモード」に切り替えるレバーがついているため、気軽に使いたい時や、カメラを人にテワして撮ってもらう時に、とても便利。より生活に密着した使い方ができます。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T20 レンズキットブラック X-T20LK-B
動画を撮るならX-H1
2018年3月に新しく発売されたX-H1は、X-T2の動画性能はそのままにボディ内手ぶれ補正が追加され、より動画に特化したカメラになりました。
もしXマウントで動画を撮るなら、X-H1がベストです。
まとめ
ということで、X-T2とX-T1の比較を書いてみました。
X-T1からのX-T2は、センサーの高画素化、プロセッサーの高速化、そしてジョイスティックによる操作性の向上など、使い勝手が向上した順当なアップグレードです。
X-T1と比べてX-T2のデメリットを挙げるとすると、価格とサイズです。
どちら写真を撮る上で十分な性能を持つカメラなので、予算で選んで問題ないと思います!
次の記事は、X-T2の購入レビューです。
X-T2を実際に購入して、使用感を書きました。非常に使いやすいカメラです。
コメント
コメント一覧 (2件)
これ良さ気ですね。
3軸のチルト液晶は縦構図の好きな私には持ってこいです。
FUJIFILMは、今 最もやる気のあるメーカーではないでしょうか。
最もやる気のあるメーカー、同感です!
新しいマウントなのに、カメラのスタイルが最初から全くブレないのが好感が持てます。富士フイルムなら安心してついていけます。