こんばんは。シュンスケです。
今回の内容はFuji Rumorsからです。
海外サイトのペタピクセルによると、俺たちのソニーさんの傑作「フルサイズミラーレス」が「うんこ」だそうです。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””]なんだとー!絶対にゆるさん![/speech_bubble]
事の発端は、ペタピクセルとかいうサイトの記事
いやーディスりまくりです。でも、某匿名掲示板でもよく見かけるような論調ですね。
→ペタピクセルが、ソニーのフルサイズミラーレスをディスった記事はこちら(英文)
フルサイズのレンズは、ミラーレスの小型の利点を失うほどに大きい
”多くの場合、ソニーのフルサイズミラーレスは、同程度の一眼レフより大きくなる。(略)もしコンパクトさを本当に優先したいならば、富士フイルムの56mm F1.2の方を選べばいい。暗所ではより速いSSで撮影できる。”
写真を見る限り、確かにレンズが大きいですねー。一番左からソニー(フルサイズ)、ニコン(フルサイズ)、富士フイルム(APS−C)の順で換算85mmのポートレート用レンズを装着した状態ですが、ソニーとニコンで実質同程度のサイズになっていますね。
重さ
“ソニーのフルサイズミラーレスボディは、軽く、高さや幅は少し小さいかもしれない。しかしながら、ソニーはフルサイズボディに非常に小さいバッテリーを採用しているので常に複数のバッテリーを一緒に持ち運ぶ必要がある。この点でも、小型の利点を否定している。”
これは確かに言えるかも。ミラーレスが小さいっていう理由もありますが、一眼レフはそもそもバッテリー持ちが良いですしね。何せファインダーが光学式なので電池の消費自体が少ないので。
2018年に追記 バッテリーの問題は解消?!
ソニーのα9、α7RIII、α7IIIは大きなバッテリーを採用することでバッテリーの問題を大きく克服しました。さすがソニー!
ボディ内手振れ補正
ペタピクセルの記事では、シグマのSEOによる以下の発言が引用されています。
“直径が非常に小さいEマウントは、フルサイズよりもAPS−C用にデザインされたように見える。Eマウントで高品質のフルサイズ用レンズを設計するのは難しい。”
また、富士フイルムのマネージャーは以前、ボディ内手振れ補正はXマウントにとって良くないと述べました。その理由は以下の通りです。
“当社のマウントの直径は、ボディ内手振れ補正無しのイメージサークルのために設計されている。このため、センサーがずれた場合は周囲が減光してしまう。もちろんデジタルで補正することもできるが、私たちは画像品質を妥協したくない。”
つまり、ペタピクセルの記事によると、結論はこうです。
“ボディ内手振れ補正が欲しいならば、センサーがずれても大丈夫なように最初から広い直径のマウントを設計する必要がある。初めAPS-Cマウントだったのにフルサイズマウントへ変更し、さらにボディ内手振れ補正へ改造してはいけない。“
うーん?最後の部分で少し飛躍しているように思えてしまいます。
ソニーを擁護すると、これまでの不可能だと言われた常識を破ったり、性能は保ちつつ信じられないほど小型化したりというのは、まさに同社の得意なところなので、こういうペタピクセルの発言はフリなんじゃないかと思えますね。
2018年に追記: 富士フイルムもボディ内手ぶれ補正を採用!
まるでボディ内手ぶれ補正を採用することは画質を妥協すること、とも取れる発言をしていた富士フイルムが、X-H1でボディ内手ぶれ補正を採用しました。X-H1は現在私も使っていますが、ボディ内手ぶれ補正により画質はむしろ向上したように思えます。質の良いボディ内手ぶれ補正は正義!
ソニーのフルサイズミラーレスは、超広角に向かない
“Zeissは、FEマウントの短いフランジバックが超広角レンズの設計において技術的に困難であると認めた。また、非常に短い焦点距離では、ボディ内手振れ補正時のセンサーのズレの影響が大きい。これはソニーが、未だに高品質な超広角ズームレンズをFEマウント用に作れていないことの理由かも。”
全体的に、このレビュワーによると、APS-C(と富士フイルム)にした方が良いという事です。
超広角に向かない、と言う話に関しては少し納得してしまいますね。でも、限られた使い方のために、それ以外を犠牲にするのだとしたら、それはそれでどうなんだろう、とも思えます。
2018年に追記: 超広角Gマスターレンズが絶賛発売中!
超高品質なGマスターレンズ、FE16-35mm F2.8 GMが2017年の8月に発売され、大好評を博しています。ソニーさんすごい。
SonyAlphaRumorsが、ペタピクセルの記事に反論
上に書いたペタピクセルの主張に、SonyAlphaRumorsが、しっかり反論しています。
サイズに関して
“サイズが、ソニーのフルサイズミラーレスの魅力な面というわけではない。ミラーレスは、革新的な機能のために必要なものだ。”
そう言われてみれば、サイズ以外ですべての面で一眼レフがミラーレスに買っているとは言い難いのでしたね。ファインダー1つとっても、露出すら反映されない光学ファインダーに対し、EVFは実際に撮影する情報をリアルタイムで目で確認できるという利点があります。
大きいレンズについて
“レンズは当然大きいが、その理由は高品質なガラスだからだ。例として、新しい85mm GMレンズは究極の品質のために作られている。(略)petapixelの記事の著者は、それぞれのレンズが異なるイメージ品質のために設計されていることを考慮していない。
ここでより公正な…Zeiss FE 35mm F2.8と、XF 18mm F2.(29mm F3.0相当)を使って、カメラサイズの比較をしてみよう。ソニーのα7を所有すると、小さなAPS−C用のレンズを使用することもできるし、素晴らしい品質の大きいフルサイズ用レンズを使用することもできる。この柔軟性は、ソニーがカメラ事業でどこにも負けていない点だ。”
むむっ。α7にAPS-C用のレンズを使うと小型。こう言った考えは無かった。でも確かに、レンズを小さくしたかったらそれをすればいいだけだ…。(私は貧乏性だからそういう使い方は出来そうもないけれど。)
ボディ内手振れ補正について
petapixelの記事の主張には、それを証明するに足りる十分な根拠が無い。
ズバリ言い切っちゃってますね。でもこれはもっともだと私も思います。
まとめ
いやー面白いですね。ウェブサイト同士でやりあうって。マイク持って戦うラッパーみたいですね!日本ではなかなか見かけません。
よく言われているように、島国である日本では同調圧力が強く、同じ方向を向いた意見のみを認めて、それ以外は認めないという文化です。大陸のように、違う意見同士を戦わせて議論して理解し合おうとする、といった文化はありません。
もちろん私も島国のいち市民ですので、他のサイトさんに喧嘩は売ろうとは思っていませんけど…。(チラッ)
2018年追記: ソニーすごい
ペタピクセルの2016年の記事の内容を2018年の今見ると、全て覆されていて技術革新のスピード、ソニーのすごさを感じずにはおれませんでした。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””]俺たちのソニー、さすがだぜ![/speech_bubble]
[blogcard url=”https://www.cola507.com/sony-α7iii-vs-fujifilm-x-h1/”]