こんにちは。シュンスケです。
Dolby Atmos対応のサウンドバー、Sonos Arcを購入してしばらく使ったのでレビューします。
Sonos Arcについて
Sonos Arcは2021年9月に発売された、Dolby Atmos対応のサウンドバー。定価134,800円のハイエンドモデルです。
このシンプルなサウンドバー単体で、包み込まれるような立体感のあるサウンドを楽しめるのが特徴です。
Amazon Alexaも内蔵しているので、スマートホームにも溶け込みます。
サイズは幅114cm、重さ6.25kg。49インチ以上のTVとの組み合わせが推奨されています。
私がSonos Arcを選んだ理由
今回私がSonos Arcを買った理由は、最近テレビを有機ELに買い替えたから。
映像が良くなったら、音も良くしたい!
様々なメーカーからSonosを選んだ理由は、同社のSonos Beamも愛用していたからです。Beamは「音楽も映像もどっちもいける、癖の無い音質」でした。
この「クセのない音質」というのが、他社のサウンドバーにはなかなか無いんです。
過去にはリアルサラウンドを組んでみたけど…
かなり前になりますけど、私はAVアンプPioneer VSA-AX10aiとスピーカーB&W 704を中心にサラウンドを組んで遊んでいました。100万円くらい掛かっていた気がします。
当時は独身だったのでリビングを好き勝手出来ましたが、結婚し三児の父となった今はSonosのサウンドバーが最大限の贅沢です…。
実際に使ってみても、Sonos Arcの音質が素敵
Sonos Arcの音は実際に使っても、やっぱり素晴らしかったです。
Sonos Beamをそのままスケールアップしたようなキレと解像感のあるサウンドで、相変わらず癖が無く、何も考えずに映画や音楽、そしてゲームに没頭できます。
話によると、Sonosは優れた音響スタッフと、並のハイエンド・オーディオメーカーよりも充実した音響設備で聴覚上優れた製品を開発しているとのこと。実際にSonosのスピーカーの音を聞くと納得してしまいます。
私はLDK18畳の一角に、視聴距離2.5mというArcを使うには狭い環境で使っていますが、サウンドバー単体でサラウンド感、低音のどちらもちょうどいい感じです。
Sonos Arcのセットアップと、アプリと使用感
Sonos Arcが届いて、まず最初に感動するのが、スマホをかざすだけでペアリングが完了することです。楽!これだけのために本体にNFCチップが入ってるのが最高です。
その後、iPhoneをゆっくり振り回しながら部屋の中をうろうろする、っていう儀式を行います。これはSonosアプリのTruePlayっていう音場補正機能を使うためなんですけども…。(実際これで音がバシッと決まります。)
Sonosは、何といってもこのアプリが優秀です。本当に出来が良い。非常に直感的なインターフェースで、多機能なのに何の項目がどこにあるかも分かりやすいので迷うことがありませんでした。
Apple TVや、PS5、Switchなどの他の機器との音質劣化をしない接続方法
知ってる人は知ってるけど知らない人は知らない、ちょっとしたTIPSです。
Apple TVやPS5などのソース機器側をリニアPCMに、TVをビットストリームにすることで音声データをSonos Arcでデコードするようになり、音質の劣化を防げます。
良いところと悪いところ
Sonos Arcの良いところと悪いところを書いてみます。
- サウンドバー単体で十分に音が良い
- 音楽も映画も、ゲームも楽しめる素直な音
- 簡単に使える、プラグアンドプレイっぷりが気持ちいい
- 本体に物理ボタンは無く、全てアプリ操作なので子供が居ても大丈夫
- ルックスも良い
- 若干横幅が大きい(55インチのテレビの横幅くらい)
- お値段は高め
- TruePlayはiOSのみのサポート
買って設置してすぐ良い音なのは、本当に理想的。設置スペースとお値段以外は不満点無しです。
追記: Sonos Subや、Ikea Symfoniskでサラウンドを試してみた
Arc単体でも十分満足していたのですが、評判の良いSonos Subやリヤスピーカーを追加してみたので感想を書きます。
Sonos Subは特におすすめです。
サブウーハー「Sonos Sub」の追加で音質クオリティアップ
Sonos ArcにSonos Subを追加してみました。
想像以上に映画や音楽の体験が変わりました。映画は超低音で空気感や振動が加わりその場に居る気分になれますし、音楽はArc単体では聞こえない低域を余すことなく再現してくれるので説得力が増します。
Sonos Subのハイクオリティな低域は、中高音の細かい音もディティール感が増し、セリフもより聞こえやすくなります。
なお設置の際に、TruePlayの調整は必須だと感じました。どれだけハイクオリティなサブウーハーでも、位相がズレていたり、特定の周波数だけ音が大きくなる状態はかなり不快ですから。SonosでTruePlayの調整をすれば、そんな余計な心配は必要ありません。
私の家ではSonos Subを部屋の隅に押しやっている状態ですが、ウーハーを壁の近くに置いているにも関わらず低音がブーミーにならないです。すごい。
Sonos Subは実測でスペック通り25Hzからの低音が出ています。まさに体で感じる低音ですね。
Arc単体では実測で50Hzからと、一般的なブックシェルフスピーカー程度の耳で聞き取れる低音です。それはそれで十分に満足できるものですが、Subで追加される低音は一度体験すると外せなくなりました。
リアスピーカー「イケア シンフォニスク」でサラウンド
イケアのシンフォニスクを2つ追加して、サラウンドも組んでみました。これ、Sonosとイケアのコラボ商品です。Sonosのサウンドバーと組み合わせて、サラウンドスピーカーにも使えます。
リアルのリアスピーカーがある音質は流石です。サラウンドらしい音に包まれる感じや、実際に後方から聞こえるサウンドと共に、音に厚みも加わります。ただ、主観ですがSubほど大激変!とはなりませんでした。Arc単体のサラウンド感も素晴らしいということだと思います。
結果的には我が家ではリアスピーカーをうまく設置する場所が確保できなかったこともあって、シンフォニスクをサラウンドに使うのは諦めました。
もちろんシンフォニスク自体はお気に入りなので、現在は寝室と、筋トレ部屋を兼ねた書斎にそれぞれ置いて使っています。
シンフォニスクはさすがSonosの手掛けるスピーカーだけあって音が滑らかで綺麗です。TruePlay調整でさらに良い感じになります。
とはいえSonosのスピーカーの中では最廉価に位置するシンフォニスクなので、めちゃくちゃ音が良い〜!ってほどじゃ無いです。適度に良い感じのSonosサウンドで、期待に応えてくれます。
私は筋トレ時にヒップホップを流してテンション上げたり、リラックスタイムにBGM流したりに使っています。最高です。
なおシンフォニスクには初代と第2世代がありますが音質は同じです。
違いは、本体ボタン配置と付属のケーブル長くらいです。第2世代は内蔵のCPUやWi-Fiカードがアップグレードされているので、今後のアップデートで差が出るかも。
実はこのシンフォニスク、中身はIkea EnebyのスピーカーユニットとSonos Play 1のシステム基盤のハイブリッド。既存のものを組み合わせてコスパ良く仕上げている様子。
まとめ 買って後悔なし
Sonos Arcのレビューでした。これのおかげで、いままで以上に映画や音楽、ゲームに没頭できています。
このサウンドバー単体で立体感のある映画の音響を楽しめるのにも驚きますが、同じスピーカーが音楽を十分に楽しめるサウンドを奏でることには、買って数ヶ月経った今でもすごいな〜良い買い物したな〜なんて思います。
ということで、Sonos Arcを買うかどうかで悩んでいる人、きっと後悔しないから買ってみて!