こんにちは。シュンスケです。
シモンズのマットレス、ゴールデンバリューIIのダブルクッションを買ったので詳しめにレビューしてみます。
シモンズとは?
1870年に設立したシモンズは、コイル(ばね)を使ったマットレスで世界的に成功したメーカーの一つです。
1924年、高級品だったスプリングマットレスを安価な価格で一般消費者に訴求し、翌年には付属数の独立したバネで体を支える構造のポケットコイルマットレスの商業化にも成功しています。
日本へは1964年に上陸し、1987年にはシモンズ株式会社として本国から独立。米国のシモンズは2009年に倒産しサータに吸収されました。
日本のシモンズ株式会社は2009年に新工場を設立しています。順調そう。
シモンズ ゴールデンバリューについて

シモンズのマットレスの中で中核を担うモデルがゴールデンバリューです。6.5インチ線型1.9mmのポケットコイルが使われており、程よい硬さとクッション性を持つとされています。
シモンズのゴールデンバリューと一言で言っても、様々なモデルが存在します。基本的にはカタログにあるゴールデンバリュープレミアムとゴールデンバリューセレクションがありますが、これら以外にも各種量販店の専売モデル、ホテルに納品するモデルも別にあり、それぞれ数年おきに少しずつ仕様が変わったりしています。
つまりシモンズのゴールデンバリューと名が付くマットレスは無数に種類があるわけです。基本的な6.5インチ・1.9mmのコイルが使われているという部分は同じですが、それ以外のウレタンなどの詰め物が違うため寝心地は同じゴールデンバリューでもそれぞれ異なります。
買う前に…本当に6.5インチ1.9mmで良い?

ゴールデンバリューを選ぶなら、6.5インチ1.9mmというコイルが自分に合っているかをまずはチェックした方が良いです。これはシモンズのショールームに行くことで確認できますが、近くにない場合は展示されているベッドに実際に寝転んでみるのも良いと思います。
シモンズのマットレスはコイルの線型が主に1.7mm、1.9mm、2.1mmの3種類、高さが5.5インチ、6.5インチ、7.5インチ、8.25インチの4種類のサイズがあり、それぞれの組み合わせと詰め物のウレタンで寝心地やグレードが調整されています。
ちなみに量販店モデルになるともっと種類は増えますが、キリがないので割愛します。
ざっくり書くと、2.1mmのコイルは体格の良い人向け、1.9mmは中肉中背の男性、1.7mmは女性向けという区分はあるようですが、そこに好みが大きく関わってくるので一概に言えません。
私は177cm70kg、腰痛持ちの男性で硬めのマットレスが好みということで、1.9mmの線型のゴールデンバリューがちょうど良いと判断しました。
私が購入したゴールデンバリューII

私が購入したものは、島忠で販売されているゴールデンバリューIIです。
型番は、AB16S03です。

マットレスの厚みは25.5cm。表面は連続キルトのニット生地で、適度なモチモチ感があります。
マットレスの両面とも使えるのでローテーションで長持ちさせることができます。
価格はシングルサイズで9万円ほど。今回はダブルなので11万円でした。
実はシモンズ、大きめのマットレスが比較的安価に買えます。他のメーカーだとシングルが9万円だとダブルで13万円くらいになったりしがち。
島忠のゴールデンバリューIIの仕様はシモンズのカタログにある「セレクション」のゴールデンバリューに近いですが、比べると詰め物やキルティングのグレードが抑えめで、硬めの寝心地です。その分価格が抑えてあります。
ゴールデンバリューIIの寝心地について

ゴールデンバリューIIの寝心地は硬めで、とてもしっかりしています。硬めとは言っても、表面のウレタンは体にフィットする柔らかさがあります。
買ってすぐの頃はなかなか寝付けない日もあったりしたのですが、時間が経つと体も慣れて、コイルやウレタンも馴染んで、快適に眠れるようになりました。
表面の柔らかさもありながらコイルがしっかり支えてくれるので仰向け、横向きなどどの姿勢を取っても寝姿勢が崩れることなく快適です。
私は腰痛持ちなのですが、このマットレスに慣れてからは寝起きに腰が痛いということも無くなりました。
この組み合わせ、お高いホテルではなく”ビジネスホテルにあるシモンズ”の寝心地です。実際に現場で似た仕様のものが使われているそうです。
シモンズのボックススプリングでダブルクッションに

シモンズのボックススプリングをマットレスと一緒に使うと、ホテルでよく見る「ダブルクッション」というスタイルになります。
マットレス単体よりも体圧分散に優れ、沈み込む感覚が深くなり、よりリラックスして眠れるようになります。
ダブルクッションのメリットは寝心地以外にもあります。通気性が良くなることや、マットレスへの負荷が減って長持ちすることです。
フレームとして使えて機能性もあるボックススプリング、なんだかお得感がありますね。
デメリットとしては、ボックススプリング部がボンネルコイルなので若干横揺れするようになります。
特に隣で一緒に寝る人が居る場合、ボックススピリングを選ぶのは慎重になった方が良いかもしれません。
ホテルでよくダブルクッションが使われるのは、耐久性の向上と様々な体格の人に対応するためだとも言われています。
ボックススプリングがあれば結構な体重の人が乗ってもマットレスだけに負荷がかかりませんし、逆に軽い人も適度なクッション感を感じることができます。
相性の良いベッドパッド、シモンズのラグジュアリーII

シモンズのマットレスと相性の良いベッドパッドの一つに、同社上位モデルのマットレスと同じ詰め物(中空ポリエステルわた、テイジンフィルケア)が使われたラグジュアリーIIがあります。
これをシモンズのマットレスに合わせると体の当たりが柔らかくなり、少しリッチな寝心地になります。
夏場はメッシュ地を表にすることで涼しく眠ることもできます。これはおすすめのアイテムです。
シモンズのボックスシーツ

シモンズのボックスシーツ。
Beautyrestの刺繍入り、綿100%のボックスシーツ。35cmまでのマットレスに対応しています。
1万円という価格にも関わらずず40番手の綿が使われており正直コスパが悪く感じるのですが、全体的に丁寧な作りで縫製もしっかりしたシーツです。
洗っても毛羽立たず、滑らかな肌触りで、実際に使ってわかる物の良さは、かなりお気に入りです。
マットレスと枕の相性について

枕は、体型や好みで選ぶべきですが実はマットレスとの相性も大きいです。
例えば柔らかいマットレスだと体が沈むため、枕は低いものが適切になります。逆にマットレスが硬い場合は枕も高いものが必要です。
ゴールデンバリューIIは硬めのマットレスなのでどちらかというと高めの枕の方が相性が良いはずです。
また、寝姿勢も仰向けがメインの場合は低めで、横向きの場合はより高めが良いとされています。
私の場合はシモンズのディープスリープピローのハイタイプがいい具合でした。
寝具の快適性と、マットレスに慣れるまでの時間

ゴールデンバリューIIは、評判の通りのとても良いマットレスだと思いますが、寝具の快適性はマットレスだけで決まるものではありません。
もしマットレスが体に合わないと感じたり、気に入らなかったとしてもそれ以外の部分を見直すことで満足できる可能性があります。
私もゴールデンバリューIIを購入して最初の頃は硬くて合わないと感じましたが、ベッドパッド、トッパー、フレーム、枕などをいくつか試したりしながらお気に入りの組み合わせを見つけて、最終的にはよく眠れるようになりました。
新しいマットレスに変わると、体が慣れるまでにはどうしても時間が掛かります。この期間には個人差はあると言われています。気長に構えると良いのかもしれませんね。

ゴールデンバリューIIをおすすめできる人、そうでない人

私が思う、ゴールデンバリューIIをおすすめできる人、そうでない人はこちら。
おすすめできる人
- 中肉中背の男性
- 硬めの寝心地が好きな人
- シモンズのマットレスに良い印象がある人
私は身長177cm、体重70kgでゴールデンバリューに使われている1.9mm6.5インチのコイルが合っていると感じています。
ホテルでよく眠れるベッドだと思ったらシモンズだった!的なエピソードがある人なら迷いなくシモンズで良いと思います。
おすすめできない人
- 柔らかめの寝心地が好きな人
- シモンズ以外のマットレスでも構わない人
ゴールデンバリューIIはカタログモデルと比べると安価ながら詰め物のグレードが低いため、寝心地が硬めです。予算に余裕があるならもう少し上のクラスを検討しても良いかもしれません。硬めのマットレスが好きな私も、もうちょっと柔らかい方が良いと思うことがあります。
シモンズ以外、例えば…コストコで扱いがあるシーリーは詰め物が多くて柔らかいですし、お得に買えてしかも体に合わないなら返品もできるのでおすすめです。
まとめ 寝具選びって難しいね

ということで、シモンズのゴールデンバリューIIのレビューでした。
まとめると…。
- 少し硬めな寝心地
- 間違いなく上質
- もう少し上のグレードが気になる
実は私、過去にも自宅でシモンズのダブルクッションを使っていて気に入っていたので、今回も迷いなく同じものを買いました。つまりたくさんの選択肢から選んだわけではありませんでした。最初から決め打ちです。
結果的にはそれなりに満足ですが、やはり寝具は実際に寝てみないとわからないことも多く、過去と全く同じ仕様のマットレスが買えるわけでもないし、買い換える10年スパンで考えると自分の体型や好みも変わっていたりします。
そういった意味では、体が衰えた今、若い頃と同じグレードを買ったのはちょっと失敗で、もうワンクラス上の快適性の高いマットレスにすべきだったかなぁ、なんてことを思いました。
でも結局のところ実際にしばらく使って見ないと分からないし…。案外今回買ったものがベストだったりするのかも知れません。
寝具選び、難しいです。
親父もゴールデンバリュー

私の父もゴールデンバリューのダブルクッションを使っています。同じ島忠モデルでもウレタン層が厚く、医療効果が認められたeイオンクリスタルレイヤーがある片面仕様のちょっと良いモデルです。
私のものよりワンランク上の包み込まれる寝心地なので「自分も少しお金を足してこのクラスにしておけばよかったなぁ」なんて思わないでも無いです…。
↓同じ商品はディスコンなのでeイオンのゴールデンバリューを。
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