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【レビュー】grell OAE1:伝説の設計者が放つ「異端児」は、私にとっての拷問器具だったのか

ゼンハイザーの金字塔、HD580やHD650。そしてDROPから発売されたHD6XX。これらを手にしてきた私にとって、アクセル・ゲレル氏の新作「OAE1」は、期待せずにはいられない存在でした。

しかし、実際に手にしたそれは、私の期待を根底から揺さぶる、あまりにも「独特」で「困難」なプロダクトだったのです。

目次

装着感:それはヘッドホンか、あるいは「拷問器具」か

まず触れなければならないのは、そのあまりに過酷な装着感です。

以前、AirPods Maxの重さに根を上げて手放した私ですが、OAE1のそれは、そんな私をせせら笑うかのような次元にありました。とにかく重い。そして、耳の顎の付け根あたりをピンポイントで締め付ける側圧は、大げさではなく「拷問器具か?」と疑いたくなるレベルです。

このハードな装着感の壁が、音楽に没入する前の高いハードルとして立ちはだかります。

音質:開放型の常識を覆す「違和感」の正体

肝心の音についてですが、一言で言えば「確実になんか変な音」。 開放型にしては低音の押し出しが強い印象はありますが、特別に「良い」とも「悪い」とも断じがたい、不思議なバランスです。

ここで、妻のユニークな感想を借りるなら、その正体が見えてくるかもしれません。

  • 「ヘッドホンなのに、車のカーオーディオのような音がする」
  • 「肩の上にラジカセを載せているみたい」

前方配置されたドライバーの恩恵か、確かに音像の定位は独特です。ただ、妻はこうも付け加えました。「ヘッドホンなのに音が悪すぎる」と……。

伝説の設計者の意図、その「先」にあるもの

個人的には、そこまで音が壊滅的だとは思いませんでした。しかし、いかんせん装着感が厳しすぎて、短時間の試聴が限界です。この苦痛の先にある「良さ」にたどり着く前に、私の忍耐が尽きてしまったのが本音です。

HD600シリーズという素晴らしい名機を世に送り出してきたゲレル氏が、なぜこの着け心地、この音作りに行き着いたのか。

まとめ:あまりにも「難解」な一品

DROP + grell OAE1

シュンスケ

外観
装着感
機能、操作感
音質
お買い得

99ドルは安い

最終セール価格はお得でした。

3.2

私にとってのOAE1は、オーディオの奥深さと難解さを同時に突きつけられた一台となりました。このハードルを超えた先に、もしかしたら真の価値が眠っているのかもしれない。

……しかし、今の私には、その扉を叩き続けるにはあまりにも耳と顎が痛すぎました。

側圧が軽減されたはずの通常版ですらこの苦痛なのだから、初期モデルは一体どんな惨状だったのか……。

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