先日購入したUSB-Cイーサネットアダプタで有線の安定したインターネットを楽しんでいた私。
いつのまにか100Mbpsでしか繋がらないようになってました。1Gbpsだったはずなのに…!?

100Mbpsでリンクしてしまう原因は…
原因 | 解決策 | 確認方法 |
---|---|---|
LANケーブル | ||
CAT5ケーブルの使用 | CAT5e以上のケーブルに交換する | ケーブルに記載されているカテゴリーを確認する |
接触不良 | ケーブルを抜き差しする、コネクタを清掃する、別のケーブルで試す | ケーブルの外観をチェックする、テスターで確認する |
断線 | ケーブルを交換する | ケーブルの外観をチェックする、テスターで確認する |
USBポート | ||
USB 2.0ポートの使用 | USB 3.0以上のポートに接続する | ポートの形状や色で確認する、デバイスの仕様を確認する |
ハードウェアの故障 | ||
Mac本体の故障 | Appleサポートに相談する | |
USB-Cアダプタの故障 | 別のアダプタで試す、アダプタのメーカーに問い合わせる | |
ルーターの故障 | ルーターを再起動する、ルーターのメーカーに問い合わせる |
こういった場合の原因はいくつかあります。
一つは原因がLANケーブルというパターン。今となっては見ないCAT5、つまり100Mbps用のLANケーブルを使用している場合。もしくはケーブルの接触不良、断線。
もう一つはUSBポートの問題。これも最近は珍しいですけどUSB2.0のポートだと1Gbpsやそれ以上ではつながらず100Mbpsになってしまいます。
あとはハードウェアの故障だったりも…。
私の場合は、LANケーブルが原因でした。
使っていたLANケーブルは名の知れたブランドのCAT6A、10Gbpsまで対応しているものだったので最初は疑いもしませんでした。
取り回しが悪いLANケーブルの方が信頼性は高い
項目 | 細いより線(フラットタイプ) | 太い単線(スタンダードタイプ) |
---|---|---|
太さ | 細い | 太い |
芯線 | より線 | 単線 |
形状 | フラット | スタンダード |
取り回し | しやすい | しにくい |
ノイズの影響 | 受けやすい | 受けにくい |
断線のしやすさ | しやすい | しにくい |
接触不良 | 起こりやすい | 起こりにくい |
通信の安定性 | 不安定になりやすい | 安定しやすい |
信頼性・耐久性 | 低い | 高い |
備考 | – | 高速通信に最適 |
CAT6AのLANケーブルが100Mbpsで繋がるという事は、1つかそれ以上の線が断線しているかコネクタの部分で結線されていない状態が考えられます。
今回問題が出た”細いより線のフラットLANケーブル”は取り回しがしやすい反面、通信が不安定になりやすく不良も起きやすい形状です。
真逆の、”太い単線でスタンダードタイプのLANケーブル”は通信も安定しますし、信頼性・耐久性も高くなります。
なので物理的に太くて硬い単線のLANケーブルに変更しておきました。これで安心。
一般的にはLANケーブルの長さが10m以上は単線が良いが、5m以下はより線やフラットケーブルを選んでも問題が無いとされています。
さいごに 実際には100Mbpsでも速い

ということで、いつのまにか有線LANが100Mbpsで繋がっていて焦った、という話でした。
低速でリンクすると損した気分ですよね。
高速なWi-Fiが当たり前な今のご時世にあえて有線LANを使うなら、しっかりした単線のLANケーブルで安定した通信を手に入れたいですね。