Duckyの60%ゲーミングキーボード、Ducky One 3 Miniを買ってみたのでレビューします。
人気のDucky One 2 Miniと、ひっそり登場したDucky One 3 Mini
Ducky One 2 Mini、といえばフォートナイトのプロ「Tfue」が使用したことで人気になり、数年前はみんな使っていたというくらい流行したゲーミングキーボード。今や時代遅れとなり、使用者も激減。プロで使ってる人は見かけないレベルになりました。
そんなDucky One 2 Miniの後継機が2022年に発売されました。その名もDucky One 3 Mini。しかし、流行のラピットトリガーだったりアクチュエーションポイントの設定だったりには対応していないという、出た瞬間からこれまた時代遅れの仕様だったため大して話題にもならず、情報をググってもYouTubeだのでアフィリエイターが提灯レビューしてるのが出てくる位という体たらく。
とまあ、今あえてこれ買う人居るの?って感じなんですけど、私はDucky One 3 Mini Daybreakという独特なカラーのモデルが結構好きだったので愛用していたDucky One 2 Miniを入れ替えるためにポチってみました。
Ducky One 3 Miniの新品は高すぎる
Ducky One 3 Miniの国内での新品価格は正直言って高すぎます。20,580円もします。でもこれ、米国だと99ドルで売ってます。セールだともっと安くなります。
国内の代理店も、特別サポートが良いかといわれると標準的です。個人的にパーツを紛失してパーツ単位で買えないかという相談をしたのですが、取り合ってもらえませんでした。
いずれにしても99ドルですし、国内でも15,000円くらいならもう少し魅力的に見える気がしますね。
Ducky One 3 Miniが、Ducky One 2 Miniから改善されたポイント
新しく出たDucky One 3 Mini。これ、地味ですけど結構いい感じのアップデートだと思います。打鍵感がかなり良くなり、滑らかで心地よいものになっています。ルブを施すと、より静かでしっとりした高級感のある打ち心地になります。
軸はスワップ可能になっており、一部のキーを好みのものに変えることが出来ます。また、使用頻度の高いキーがチャタリング起こしても、その軸だけサクッと交換すればOK。一つのキーが使えないから本体ごと変えなきゃなんてことにならずに、キーボードを長く使うことができます。
もうひとつの重要なアップデートは、入力遅延の改善ですね。Ducky One 3 Miniは実測で3.5ms、Ducky One 2 Miniは実測15ms。もちろん最速設定で、です。
あ、そうそう。私が買ったものは全て銀軸です。
思えば前作のDucky One 2 Miniは、軸を選べるのと60%というサイズが主なセールスポイントだった気がします。打鍵感は決して悪くはないんですけど、出来の良いキーボードと比べると微妙でした。軸ブレは目立つし、押すとチャカチャカと安っぽい感じが否めません。しかもチャタリングを起こしたりだの、普通に使えない不具合がよく見られて一部で不評でした。
新しいDucky One 3 Miniは、こういった前作の悪い点をことごとく潰してきた感じですね。新作で新しい要素を取り入れるより、弱点を克服する地味な更新の方が刺さるっていうファンも多いと思います。
キーボードショートカットでLEDを制御
ショートカットキー | LEDの動作 |
Fn + Alt + T | 1. ウェーブモード(デフォルト) 2. カラーサイクルモード 3. レインドロップモード 4. リップルモード 5. レインボーリアクティブモード 6. リアクティブモード 7. ハローモード 8. ブレスモード 9. フルバックライトモード 10. レーダーモード 11. バックライトオフ |
Fn + Alt + / | 速度を落とす |
Fn + Alt + , | 速度を上げる |
Fn+Alt + Tを3秒間押し続ける | すべてのバックライト(CM1とCM2を含む)をオフにします。 |
Fn+Alt + Z | 色の赤 (R) の明るさを調整します。 10レベル。 |
Fn+Alt + X | 色の緑 (G) の明るさを調整します。 10レベル。 |
Fn+Alt + C | 色の青 (B)の明るさを調整します。 10レベル。 |
Fn+Alt + V | 赤、緑、青の色設定を消去します。 |
Fn + Alt +スペースバー(カラーパレット) | カラーパレットをアクティブにして、各キーにさまざまな色を表示し、目的の色を押すと、すべてのキーが自動的に変更されて一致します。 |
Ducky One 3 Miniはソフトウェア不要で本体のみでLEDの設定が可能です。
キーボードショートカットでデバウンスを制御
ショートカットキー | 入力遅延 |
Fn + Alt + Y | 5ms |
Fn + Alt + U | 10ms(デフォルト) |
Fn + Alt + I | 15ms |
Fn + Alt + O | 25ms |
入力遅延の調整です。FPS/TPSでは5msにすることで反応を良くすることができます。逆に入力遅延を遅くすることで文字入力のミスを減らすことができます。
まとめ
ということでDucky One 3 Miniのレビューでした。
Ducky One 3 Miniは日本代理店の価格は正直割高感はありますし、新しい流行の機能もありませんが、前作Ducky One 2 Miniから地味ながら長く使いたくなる良いアップデートが施されており、より一層しっかりしたゲーミングキーボードになっています。
Ducky好きには刺さるキーボードだと思います。
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