こんにちは。シュンスケです。
本記事ではCRAVARのカメラバッグ、RANA 10を紹介します。
CARAVAR RANA 10は本革で高級感があるのはもちろん、軽量で耐水性もあり、かつ使いやすいという実に欲張りなバッグです。
メーカーからの提供品ですが、個人的に造りの良さにとても感銘を受けていてお気に入りです。いつものようにわりと細かいポイント中心にお伝えさせてください。
CRAVARについて
はじめにCRAVARについてです。※語りたいだけなので、読み飛ばしても大丈夫です。
CRAVARは、インドネシアのジャカルタ出身のYoki氏が立ち上げた革製品のブランドです。
元々写真スタジオを経営していたYoki氏は、学生時代に魅せられたイタリアの革製品を忘れられず「世界中の人々に高品質の商品として受け入れられる、最高の革製品を作りたい」という思いで2013年に独立します。
理想的な革製品を作るためには、どうしても素材と職人技、なにより自国製ということにこだわりたかったYoki氏。
小さな革なめし工場を営む友人のMaxと提携し、ピット槽を使った植物タンニンなめし革を作り、数十年の経験がある熟練の職人を集めた独自のワークショップでバッグ制作を開始。
そして作ったバッグは、2013年からスタートしたKickstarterで約2,000万円、50カ国、1,000人以上の満足な顧客を獲得しました。
RANAシリーズについて
この記事で紹介するRANA 10は、RANAシリーズ四天王の下から2つ目のモデル。
RANAシリーズはいわゆるメッセンジャーバッグタイプのカメラバッグで、4パターンのサイズと、2つのカラーがあります。
15インチのラップトップが入る大型のRANA 15から、小型のRANA 7まで。
Apple好きにはMacBook Pro 15、13、iPad、iPad Miniサイズって感じで馴染みやすいサイズです。
カラーは渋いエスプレッソと赤みがかったフォックス。どちらも魅力的です。もっと提供品ください。
革だけど耐水性もすごい
かわいそうなくらい水が掛かる耐水テストです。
革は耐水加工済み。めちゃめちゃ水をかけた後も、中身は全く濡れていません。これはたのもしい。
CRAVAR RANA 10の外観
ということで、私のRANA 10を見てください。色はエスプレッソです。
革の質感が実にステキです。滑らか。綺麗。いいでしょ?
あ、右上のS.I.はイニシャルです。注文時に好きな文字を入れてもらえます。もちろん無しも可。
サイズは横幅29cm、縦22cm、奥行き13cmです。
重量は全体で1,300グラム。数字は重そうだけど、実物は軽く感じなくもないです。
裏地は丈夫な麻素材が使われています。
金属素材も真鍮無垢です。
これ、わりと珍しいと思います。真鍮は手入れしないとくすむので、店頭に並ぶのは実際はクロームメッキされてたりします。
本物素材って良き…。
そうそう、背面にはマグネット付きポケットがあります。
カメラバッグとして使いやすいし、造りが良い
RANA 10は、高級感のある外観だけでなく、細かいところが良くできていて気持ちよく使えます。
撮影時と、そうでないとき。2通りの留め方。
バッグには、2通りの留め方があります。ひとつはこのように真鍮の鋲にひっかけるだけのパターン。すぐにバッグをオープンして、中身を取り出すことができます。撮影時はこちらですね。
もう一方は鋲に加え、ベルト穴に通す留め方。
これだと、しっかりとロックされるため簡単には外れません。しばらくカメラを取り出さないときは、盗難防止にもなるこちらが安心。
それにしてもステッチがまっすぐで綺麗です。日本製みたい。
ストラップの肩当ても良き
長さ調節の幅が広いストラップには、美しい革の肩当て部。
内側は厚手のクッションが。そして肩に沿うように5箇所の切れ込みが入っている工夫が嬉しい。
バッグ内部。
バッグ内部です。ここも使いやすい工夫がたっぷり。
あ、写真の通り、前面にもポケットがあります。
ベルクロにつまみ
ベルクロには革製のツマミがついていて…。
つまんで引き上げると…。
パカっとオープン。この2階建構造でレンズなどを多めに入れることができます。
この2階建構造を生かして、ボディ1台とレンズ4つを入れることもできます。写真ではX-Pro2と、単焦点レンズを入れました。
iPad Pro 11もいける
X-Pro2にレンズをつけた状態と、iPad Pro 11を入れてみました。外出先で現像もはかどりますね。
普通のバッグとしても
大きいベルクロをひっくり返して取り付けるとポケットが3つ登場。普通のバッグとしても使えます。
iPad Miniを縦に入れています。
B5サイズの単行本も入る使いやすいサイズです。
ライカも似合うよ
この写真はRANA 13、フォックス。
RANAシリーズはサイズも見た目も、ライカにぴったりです。フジにも。
使用感
肝心の使用感ですが、快適です。バッグとして見た目の割に軽く、収納力があるのが最高。多少荷物が多めでも、余裕で収まります。(A4サイズはRANA 10には入りませんが…13なら入りますね)
ちなみに同じような本革のカメラバッグで私はONAを普段わりとよく使うのですが、それと比べてもCRAVARの方が造りがきめ細かく丁寧で、革も滑らかなのでよりフォーマルな場でも使える印象です。
使ってみて唯一マイナス点かなと思うのは、見た目(特に革の質感)が綺麗なバッグなのでラフに扱うのは気が引けるという点でしょうか…。ただ、どうみても丈夫なバッグなのでガンガン使うのが正しい気もします…笑。
なによりありがたいのは生涯保障ですね。1年や2年じゃ無く、10年それ以上と末長く使っていけるバッグです。
まとめ 丁寧な仕事が嬉しい、高品質なカメラバッグ
ということで、CRAVAR 10についてでした。
見た目がめっちゃ綺麗で、素材は本物。しかも細かい部分が良くできている。正直ツボなバッグです。しかも生涯保障。
本革のカメラバッグを探している方は、ぜひ選択肢の一つに加えてみてください。
価格は世界中送料無料で$279。正直コスパいいと思います。公式サイトから買えます。
↑RANA 10以外にもめっちゃいろいろ種類あります。