ベルキンのUSB-C to Ethernetアダプターを買いました。
ベルキンは安心感があるね

ベルキン、USB-Cギガビットイーサネットアダプタ。USB-Cポートに有線LANを繋ぐためのアダプタです。
項目 | RTL8152(当製品) | RTL8156B | BCM57762 |
---|---|---|---|
メーカー | Realtek | Realtek | Broadcom |
最大速度 | 1Gbps | 2.5Gbps | 1Gbps |
消費電力 | 低い | やや高い | 低い |
発熱 | 低い | やや高い | 低い |
安定性 | 高い | 高い | 高い |
価格 | 安い | やや高い | やや高い |
当製品の採用チップはRealtek RTL8152。
これを選ぶメリットは、RTL8156Bが載った2.5Gbps対応のものより低発熱で低消費電力という点です。
Appleが過去出していたギガビットイーサアダプタはBroadcom BCM57762で、これはGigabit EthernetのMac Miniにも採用されています。同時期のiMacのGigabit Ethernet AdapterはRTL8153です。RTL8153はRTL8152よりも新しいチップで、20%ほど省電力です。
Appleが販売中のBelkin 2.5Gbps Ethernet to USB-C AdapterはRTL8156Bです。

パッケージ内容は上記だけとシンプル。

発熱が気になるので、フィルムは面倒でも剥がした方が良さそうです。

M1 ProのMacBook Pro経由で、Studio DisplayのUSB-Cポートに接続しました。
無線と有線を比べる

ビフォー。Wi-Fi。
契約は電力会社の光1Gbps。時間帯によるけどいつもこれくらいの感じ。

アフター、有線LAN。
有線LANにして一番変化があるのはレイテンシのロード済み、の項目です。これは同じネットワーク内で他のユーザーが動画を見たりしている(負荷が掛かってる)の場合の遅延の数値。
これがアンロードとロードとで差がないのが理想です。この差はFPSやトレードだと誰でも体感できます。
まあ私はMacでゲームもトレードもしないので体感できませんが…。
使用時の発熱について
RTL8152が採用されたこの製品ですが、実際の使用時に手で触れると心配になる程熱くなっていますね…。発熱はコンデンサの寿命を縮めるため、消耗品と割り切って使う必要があるかもしれません。
AirPods Maxの音飛び問題は有線LANで解決!
私が今回Wi-Fiから有線LANにしたのは、AirPods Maxの音飛び対策です。
MacBook Proで使うAirPods Maxが、Wi-FiだとApple TV+の映画のストリーミング時に頻繁に音飛びの症状が出ました。
それが今回のイーサネットアダプターで改善したのか…?効果は覿面でした。一切音飛びしなくなりました。有線LAN最高です。
RTL8153とM1 Macの相性問題は?
最近の情報ではないですが、過去にRTL8153とM1 Macは相性が悪いという話がありました。
私の環境はRTL8152とM1 Pro Macと、ややニアミスですが今のところ繋がらない・切断されるといったネットワークの問題には遭遇していません。
100Mbpsに制限…?
このアダプタを使用時に、100Mbpsに制限される不具合がありました。が、LANケーブルの交換で改善しました。

さいごに

ということで、ベルキンのイーサネットアダプターを購入したという話でした。
結構昔の製品を、今更新品で買っちゃってちょっと失敗した感はありますが、実際のところベルキンやApple製品にこだわってイーサネットアダプタを選ぶと、現状ではRTL8152とRTL8156Bしかないので、まあ悪くなかったのかなと思います。
もしRTL8156BGという、低発熱で低消費電力の最新チップのものがベルキンやAppleから出ていれば、そちらにすれば良かったと後悔していたかもしれませんが…。
ところで最近はなんでも無線になっちゃってますが、やっぱり有線の安定感と安心感は捨て難いですね。