こんばんは。シュンスケ(@shunsuke333)eです。
なぜ私は一眼レフを使わないのか?ミラーレスやコンデジばかりオススメするのか?
その理由を書いてみます!
いきなりですけど、一眼レフ大好きです
実は私が過去に使っていたのは、一眼レフばかりです。ニコン党です。今から10年前に買ったD40にはじまり、D7000、D600と使ってきました。この型番だけでわかるあなたは、カメラマニアですね?!
一眼レフって楽しいですよね。まず大きいカメラでその気になれる。ファインダーは見やすく、オートフォーカスはスッと合うしシャッター音はデカくてかっこいい。
写真撮ってます感がほんとに楽しい。
でも、撮った結果を見ると「えっ?俺そんなの撮ってねえ」ってなる
ブレてたり、合わせたはずの場所にピントが合ってなかったり、色が変だったり、やたら暗かったり明るかったり…。そんな写真が撮れてるワケですよ。(一言で言うと、ヘタクソっていうことなんですけどね。)
考えてみると、
一眼レフのファインダーから見えるのは、レンズとミラー越しで見た今のリアルな姿。
でも実際に写真になるのは、センサーが捉えたデータです。
この2つには大きな隔たりがあります。これが「俺そんなの撮ってねぇ問題」の原因のひとつになります。
ブレる原因と、その対策
ブレ写真には手ブレと被写体ブレの2種類があって、そのどちらもシャッター速度を上げれば防げます。
だからといって単純にシャッター速度を上げて撮影すると、今度は写真全体が暗くなっちゃうということが起きるんです。
これはシャッター速度を維持するために、(ISO感度の上限を超えて)露出がマイナスになっちゃうから。でも一眼レフの場合、露出が変わっても、ファインダーからの見た目に変化がないから気付けないんですよね…。
一眼レフでこれを解決するためには、ある程度経験と勘が必要になります。その場の光の量に応じた設定とか…。
その点、ミラーレスやコンデジだと、液晶画面やファインダーに露出補正がリアルタイムで反映されるので、シャッター速度や露出を、自分の目で確認しながら調整することができます。
合わせたはずの場所にピントが合ってない問題
一眼レフのAFでピントを合わせて、ファインダーからの見た目もバッチリってことでシャッターを切ったとしますよね。でも、実際に撮れた写真をチェックすると、ピントが合ってない、なんてことが起きる。
その理由は主に2つあります。
そのひとつは、一眼レフの位相差AFの精度の問題。
一眼レフの位相差AFは、高速だけどシビアなピント合わせは苦手という性質があります。実は、一眼レフのファインダーを覗きながらのAFって、センサーとは別のAFユニットによって決まるため、合ってるようで実は微妙に合って無い、なんて事があるんです。
逆にミラーレスで使われるコントラストAFは、センサーが捉えた映像を元にしているため、低速ながら高精度なんです。ピントバッチリ!
もう一つ、一眼レフで撮った写真が、どうしてもピントが合わない事があります。いわゆる「前ピン」「後ピン」などと言われる一眼レフ特有の問題です。
全ての一眼レフで起きる問題ではありませんし、気になら無い人は気になら無いのかもしれません。
「前ピン」「後ピン」の原因としては、AFユニットの取り付け精度だったり、レンズとボディの相性だったりします。
これにハマると、ファインダーで頑張ってAFやMFで合わせて写真を撮った結果、ピントがズレた、解像しない、甘い写真を量産する事になります。私はD7000でこれに当たってしまい、一眼レフを信用できなくなりました(笑)
この問題もミラーレス、コンデジではまずあり得ません。センサーが捉えた映像をファインダーや液相画面に表示するため、ピントが合ってないものはあってないし、合ってるものはあってるというシンプルな結果になります。
それ以前の問題として、私個人はかなりのど近眼なのでOVFはやっぱり見え辛いッス。EVFなら拡大とかできて近眼でも老眼でも良く見えるッス。
色が変で気に入らない
一眼レフでファインダーを覗いて撮る時、基本的にはカメラが決めるホワイトバランス頼りです。写真がどんな色で撮れるかはカメラ任せになってしまいます。私が使った一眼レフで、色に納得できたことはあまりありませんでした。あれ、変だな、と思ったことは多々あれど…。
ミラーレス、コンデジだとどんな色になるかは目で見ながら調整可能。思った通りの色の写真が出来上がります。
ちなみに色に関してはRAWで撮って、撮影後に自分で見たままに、表現したいままに色を調整するという手段もあります。が、私はなんと色弱なのでこれをやると他人の目には奇妙な写真にしかならない(たぶん)んですね〜。一眼レフがどうこうというより、私と一眼レフの相性が悪いのか!?
撮れた写真が暗かったり、明るかったりする
最初に書きましたが、一眼レフの場合はファインダーに露出が反映されないのでどんな明るさで撮れるかは撮ってみないとことにはわかりません。
もちろんミラーレスやコンデジのファインダーや液晶なら一目でわかります。こっちのが楽です。
ミラーレスは写真になる映像をリアルタイムで見れる
一眼レフのファインダーから見えるのはレンズとミラー越しで見た今のリアルな姿。
でも実際に写真になるのは、センサーが捉えたデータです。
こう書きましたが、付け加えると
ミラーレスのファインダーから見えるのは、実際に写真になる映像。
なんです。
絞り(F)値も、ミラーレスやコンデジだと目で確認しながら調整できますが、一眼レフでは不可能です。なんども失敗しながら経験で覚えていくしかありません。
…とは言っても、実は一眼レフも背面液晶で表示するのはミラーレス同様の「センサーが捉えた実際に写真になる映像」だったりしますけど…。でもそれ使うなら一眼レフのファインダー要らないじゃんねー。
まとめ 一眼レフより、ミラーレスやコンデジの方が失敗しにくい…かも
一眼レフは楽しい。間違いありません。
でも、一眼レフは写真を無駄に難しい印象にしている部分があるかも…。
ミラーレスやコンデジなら、失敗する理由が事前にわかります。特に私みたいに目が悪い人には、ミラーレスの方が見やすい、使いやすいと感じるかもしれませんし、前ピンとか後ピンの問題も無いのも気楽です。
ってことで私は、自分の経験から一眼レフよりもミラーレスやコンデジをオススメしてます。
私が一眼レフのD600から乗り換えたのが、ソニーのRX1でした。それ以降はコンデジとミラーレス以外使ってません。
正直、コンデジ(レンズ一体型)の方が一眼レフより画質いいですよ。レンズとボディの組み立て精度を完璧にできますから。画質悪いコンデジはやる気ないだけ!
※ここ数年の間、一眼レフを使ってない人が書いた記事です。間違った記述があったらぜひツッコミお願いします!
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。ポートレートが好きな有澤J太郎と申します。
僕もまったく同じ理由から、ミラーレス一眼を使用しております!
もともとE-PL6でカメラデビューしました。
その時は「コンデジより何倍もきれいだ!」と思っていたのですが、
カメラ雑誌を読んでいるうちに、「フルサイズ一眼でなければいけないのかなあ…」と考えるようになりました。
そこで思い切ってD750を購入したのですが、これがとっても難しい!(笑)
ピントは合わない、手ブレを量産、色味の調整が難しいなどなど、
もちろん僕が「素人」ということもありますが、「フルサイズ一眼である必要はないな」と結論づけました。
ポートレート撮影は、なるべくテンポよく、Jpeg撮って出しで完結させたいというこだわりもありまして…。
それからはX-T1に乗り換えて、EVFを除きながら、イメージに近い写真を撮れるようになっています。
一眼レフを使いこなせるに越したことはありませんが、今の僕には(今後もずっと!)、ミラーレス一眼がしっくりきています。
有澤J太郎さん、コメントいただきありがとうございます。
すごくシンパシーを感じました!
私も以前より有澤J太郎さんのブログを見させていただいておりました。綺麗なモデルさんを美しく撮るのがすごく楽しそうでうらやましい限りです!私も機会があればいつかやってみたいです。
D750、側から見ると使いこなしておられるように思ってましたが、なんとそういう内情があったとは…。同じ富士フイルムユーザーとして心強いです!